「経世済民」同好会  -HatenaBlog支部-

経済とはそもそも略語であり正しくは「経世済民」と言います。それは「世よを經をさめ、民たみを濟すくふ」つまり、民を救うことが含まれます。「経済」とは私たちが救われてこそなのです。 経済成長のために私たちが犠牲を払うことはないのです。そんなことを様々な角度から訴えていこうという有志による同好会です。記事は複数人がそれぞれ好きなように書くスタイルです。

経済同好会新聞 第45号 「政府致命的 自粛要請」

政府致命的 自粛要請

政府致命的 自粛要請

政府致命的 自粛要請

「要請」が招く、コロナ感染と経済的不安

 日本政府の自粛要請、一見ちゃんとやっているように見えて、これがどれほど無責任でありご都合主義であるか。国民は感染したくない、しかし、仕事しなければ生活が成り立たない。政府は国民が感染すると、「自粛要請した」と責任回避し、政府は国民が感染しなければ、「自粛要請したおかげだ」と大手を振って手柄に出来る。全て国民に丸投げし、国民の判断に任せている状態はそれだけで異常事態だ。
 政府は国民に判断をさせるのではなく、緊急事態宣言をし、国民を自宅待機させる等、コロナ感染から回避させることが求められる。そして、企業には粗利補償(利益の補償)や国民へは現金一律給付をし、経済的安心を与える。経済が毀損されていない状態にしておくことで、コロナ終息後は再びいつも通りの生活や仕事が全国ではじめられる。
 政府が経済のテコ入れをしなければ、コロナ終息後は多くの企業が疲弊しているか、多くが倒産した状況からはじまる。国民、国家共に大毀損だ。

 

業を煮やした与野党の医師議員

 医師免許を持つ衆参両院議員による超党派議連「医師国会議員の会」が3日、国会内で会合を開催。幅広いメンツが集まった。自民党からは代表世話人鴨下一郎環境相をはじめとする11人。公明党が2人。立憲民主党阿部知子衆院議員ら2人、国民民主党は2人、日本維新の会とNHKから国民を守る党はそれぞれ1人。共産党小池晃参院議員や無所属の桜井充参院議員もメンバー入りしている(日刊ゲンダイ)。
 どうも、マスク2枚の案が出た際に怒り心頭に達したようだ。医師達の現場はコロナと隣り合わせの状態を考えれば、政府のあまりにもの危機感のなさに怒るのは当然だろう。現場は命をかけているのだから。

 

税は財源ではない事実

 税は経済全体の調整弁であり、財源確保の手段ではない。実体経済がデフレを示している限り、日本は明白に政府の支出が足りないことを意味している。決して個人の努力不足なんかではない。コロナ問題にしろ、実体経済にしろ、感染リスク・経済リスク回避には政府の大規模な財政出動が求められる。
 ところが、「財源はどうするんだ!」と言う人がいる。これは仕方がない側面がある。知っているか知らないの知識の問題になるため、多くの人は「国の借金」の印象から財源の心配をしている。しかし、財源の事実はこうだ。「銀行が新規発行国債を購入」のこれだけだ。そして流れは、
「銀行が新規発行国債を購入」→「政府開設の日銀当座預金勘定に振りかえられる」→「政府による財政支出
 税が財源だと誤解されてきたのは、度重なる「国の借金」「将来世代のツケ」によるプロパガンダによるところが大きい。また、メディアによる「放漫財政が!」の報じ方も国民の錯誤を補強するに余りあるものだったろう。では、なぜこういうことをするのか。それは当新聞にくどい程でてくる「プライマリーバランス黒字化目標」を達成させるためだ。財務省が是としている政策であり、これがお金を出し渋る元凶だ。

 人命より「プライマリーバランス黒字化目標」を優先している麻生財務大臣、これを容認している安倍首相の存在は国民や企業を無駄に毀損していく。著名人の覚悟の表明や埼玉県県議会の意見書からも分かる通り、危機感を募らせていることが分かる。

 SNS上でも、危機感を表明している国民は多く、政府の鈍すぎる対応や的外れな対応策に失望と怒りが渦巻いている。政治は結果、現実は?