「経世済民」同好会  -HatenaBlog支部-

経済とはそもそも略語であり正しくは「経世済民」と言います。それは「世よを經をさめ、民たみを濟すくふ」つまり、民を救うことが含まれます。「経済」とは私たちが救われてこそなのです。 経済成長のために私たちが犠牲を払うことはないのです。そんなことを様々な角度から訴えていこうという有志による同好会です。記事は複数人がそれぞれ好きなように書くスタイルです。

経済同好会新聞 第85号 「本末転倒 消費税再増税」

本末転倒 消費税再増税

本末転倒 消費税再増税

本末転倒 消費税再増税

有事でも平時でも緊縮財政

 そもそも、消費増税でどれだけ毀損してきたのか安倍政権は把握していないのか。西村経済再生担当大臣は社会保障の財源に消費税を充てると言っているが、財源は新規国債で安定的に賄えば良い。なぜなら、消費税等の税は経済全体の調整弁として機能し、資源等の浪費を調整する役割があっても、財源として使われていないからだ。
 炭素税は炭素の排出を抑制する効果があり、消費税は消費を抑制する効果がある。ところが、消費の抑制は無意味にデフレ圧力をかけるだけで、この数十年はそれこそ無意味に人が死に企業を倒産させてきた。
 お金は天下の回りものという言葉通り、お金は使ってこそ循環する。循環する量が多いほど、経済成長している証だ。日本の好景気の恩恵に預かった与党の政治家は、真逆の不景気になる政策ばかりしている。

 故人となった橋本龍太郎元首相の失敗を自民党は学んでいない。学ぶどころか更に企業も国民も追い込んでいる。有事でも変わらず、不正が続出する始末だ。

 

お金の役割

 人間の体に例えると、お金は血液に相当する。消費税を社会保障に充てるという善意を求める様は、まるで献血を求めることに似ている。消費税という血を献血で抜かれ、貧血状態になっているのが今の日本。貧血で助けを求める国民や企業に、更に献血を強制する。今月で終了するポイント還元で再増税されることにしろ、将来すると言われている消費税率15%にしてもそうだ。

 消費税は困窮者からも容赦なく徴収するため、生活破綻に直結してしまう。生活破綻は路頭に迷わせ、ある人は自殺し、ある人は路上生活者になり尊厳を奪われる。

 国民に献血を強制するのではなく、輸血すべきなのだ。給付金も企業への粗利補償は輸血の役割を果たし国民を助ける。血が足りなければ充足するまで輸血する、これが政府のお金を発行する役割だ。

 お金とはニュートラルの存在であり、扱い方次第だ。

 

ameblo.jp