「経世済民」同好会  -HatenaBlog支部-

経済とはそもそも略語であり正しくは「経世済民」と言います。それは「世よを經をさめ、民たみを濟すくふ」つまり、民を救うことが含まれます。「経済」とは私たちが救われてこそなのです。 経済成長のために私たちが犠牲を払うことはないのです。そんなことを様々な角度から訴えていこうという有志による同好会です。記事は複数人がそれぞれ好きなように書くスタイルです。

経済同好会新聞 第87号 「世間知らずな経済御用学者」

世間知らずな経済御用学者

世間知らずな経済御用学者

世間知らずな経済御用学者

あるある実話で知る、財政健全化の卑劣

 財政健全化だ、均衡財政だ、これがいかに酷い話であるかが一発で分かる話。
 国民は生活する上で仕事をするなりして所得を得て、それで生活している。

 家計簿をつけている人はよく分かる話だが、旦那が稼いで来る給料と、生活費や税金等の出費を見てバランスを取りながら生活している。そのような意味では、旦那が車にやたらお金をかけると業腹になるのも頷けるが、そうなったらそうなったで、家計のどこかを削ってバランスを取るしかない。奥様は美容にかける出費を抑えたり、喫茶店で友達と飲んでいたコーヒーを家でインスタントコーヒーに格下げしなければならい日が続く。ふざけるな。
 家計ではこのようにバランスを取ろうとするが、国家がこれをやったらどうなるか。

 

家計と国家財政を同列にした結果

 政府がお金を絞ったり、消費税のような税金を徴収するのは、財政のバランスを取ろうとしているためだ。しかし、国家が家計同様にバランスを取ろうとした結果、インスタントコーヒーにせざるを得なくなった奥様と同様の現象が、企業や国民の間で起きてしまうのだ。
 政府は支出を絞ったり税金を徴収してバランスを取ろうとすると、民間のどこかが絞った分のしわ寄せが必ず来る。貧困化する国民や疲弊する企業はこうやって増えており、この理屈や事実を経済御用学者が分かっておらず、政治家自体がこの御用学者のことを鵜呑みにしているため、数十年も衰退と貧困化が止まらない。
 国民は家計簿をバランスさせることは正しいが、国家が均衡財政をやってはいけなか
った。では、どうしたら良いのか。

 

バランスはこうして取る

 国家財政のバランスで貧困を生んでしまうのなら、何を指針にしたら良いのだろうかとても簡単。「貧困のない社会」にしたら良いのだ。貧困のない状態が経済のバランスが取れた状態であることを批判する人はいないだろう。むしろ政治家が率先してやるべきこと。
 財政健全化や均衡財政は机上の空論であって、これを採用したばかりに日本の経済成長を妨げ、貧困化し格差が開いたしまった。この事実を無視しているのが御用学者や政権中枢の政治家で、未だにこれを継続させようと言っている。国家財政のバランスを取ることで、国民が貧困化していたのでは本末転倒だ。
 貧困化は需要不足の状態を示しており、供給側にとっては死活問題になる。貧困層が増えるほど需要不足に陥り、供給側である企業の倒産が起きやすくなる。

 事実、以前から続く大手企業の大型リストラや、昨今のコロナ禍で倒産した企業は、需要不足状態に陥ったからに他ならない。例えば、観光産業はコロナ禍により需要が絶たれてしまい、あっという間に窮地に立たされて締まった。

 財政健全化や均衡財政はその窮地に立たされる状況を生み出しているため、やってはいけないのだ。

 そして、国の借金が膨れ上がっていると言うが、当新聞第1号には、国の借金はデマいかにデタラメかを掲載している。国民は元より国の借金を背負ってなんかいない。

 国の借金は政府の負債のことで、ご先祖様の時代から今に至る分まで計上された単なる記録なのだ。これを国の借金と言い換え煽っているのが財務省をはじめとする御用学者達だ。つまり、財政均衡をしたいための方便で、国民を欺いているということだ。

 

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