経済同好会新聞 第90号 「深刻 所得、下落の一途」
深刻 所得、下落の一途
日本の実質賃金の推移と年代別流行
グラフが示す通り、消費税が5%になった年の97年から所得は下落の一途にある。
年代別の流行を見て思い出してみて欲しい。今と当時はどうだったか。社会問題になっていたことが、なんだか有耶無耶になって忘れていることがあるのではないだろうか。
あの時は将来不安を感じてモヤモヤしていたが、それを忘れてしまっていることはないだろうか。漠然と誰かが解決してくれると思って、放っておいたということはないだろうか。
年金問題はどうだろうか。未だ解決しておらず、むしろ目減りしている。消費増税の度に、節約することが多くなったのではないだろうか。
給料も上がらず、税金はやたら取られる。ボーナスが減った等。気付くと妥協して生活していたのではないだろうか。
実は生活水準が下がってしまうのは、政府の支出が少ないからだ。年貢を強制的に納めさせることをこの数十年の間ずっとやっているため、国民はじわじわと貧困化していった事実がこのグラフが端的に示している。(関連記事・当新聞第58号)
当新聞第1号には、国の借金はデマ、いかにデタラメかを掲載している。国民は国の借金を背負ってもいない事実を。