「経世済民」同好会  -HatenaBlog支部-

経済とはそもそも略語であり正しくは「経世済民」と言います。それは「世よを經をさめ、民たみを濟すくふ」つまり、民を救うことが含まれます。「経済」とは私たちが救われてこそなのです。 経済成長のために私たちが犠牲を払うことはないのです。そんなことを様々な角度から訴えていこうという有志による同好会です。記事は複数人がそれぞれ好きなように書くスタイルです。

経済同好会新聞 第104号「与党 日本の明日をぶっ壊す」

与党 日本の明日をぶっ壊す

与党 日本の明日をぶっ壊す

自・公明 緊縮財政 日本の明日をぶっ壊す

政府の異常な行動原理は緊縮財政

 東京都医師会は7月30日の会見で国会議員にこう訴える。
「良識ある国会議員の皆さん、コロナウイルスに夏休みはありません。一刻も早く国会を開いて、国が出来ること、しなければいけない事を国民に示し、国民を安心させてください。」
 コロナ感染源になっている地域限定で法的拘束力のある休業要請と休業補償をセットに行うこと、迅速に地域一体のPCR検査を求めた。
 実は第一波の最中の4月1日にも日本医師会は、感染爆発が起きてからは遅いと訴えていた(当新聞第44号に関連記事)。
 これまでの理不尽とも思える政府の対応は、今に始まったことではない。コロナ禍到来でも平時対応。第一次・第二次補正予算は少なく、現実に反映されていないことからも容易に理解できる。とにかく予算は小出し、財務省の財政規律最優先で、予算1:規律9の割合で企業、国民、国家も蔑にされる。

 

緊縮財政は梯子外し

 コロナ到来後の安倍政権の異常さに落胆した医療従事者も多いだろう。この理不尽さは緊縮財政ありきの政治によるもので、安倍政権に限ったことではないのだ。現在、理不尽さに葛藤を抱いている医療関係と同様のことは、他分野でも以前から起きている。それは予算削減で梯子を外されたことによるもの。
 緊縮財政は必ず誰かがシワ寄せの被害を蒙っているのだ。この三十年はそれが色濃く表れている。失われた二十年という言葉の裏には、常に緊縮財政がつきまとい、現在に至っている。
 財務省にとっては平時も有事も財政規律が優先され、企業が倒産しようと、国民が災害の被害に遭おうとお構いなし。コロナ禍であろうとも。
 政治家は財務省を嗜め、国民を救うことが本文のはずだが、現実は財務省の思惑通りである。

 

やってるフリ政治

 緊縮財政ありきの政治はパフォーマンス頼りになる。TV、雑誌、ソーシャルメディア等のメディア戦略で、国民を欺いているのだ。国民はどうせ調べないだろうと高をくくっている。
 この傾向は安倍政権はおろか、小池東京都知事大阪府知事大阪市長が顕著だ。
 この手法は小泉純一郎元首相と同様に、パフォーマンス政治で政権維持と目的を果たすために、国民にとって不利益であろうと、あたかも利益があるような言動と振る舞いをする。
 梯子を外された人達の悲痛の叫びも、パフォーマンスとそれに乗る国民にかき消されるという具合。今も全く同じ現象が起きているが、医師会の訴えを国会議員は真摯に受け止め、現実に反映すべきだ本来は、いちいち言われなくてもやれ!である。

 今までのパターンは、国民は深刻な状況に陥らないと目が覚めず、この深刻さも喉元過ぎれば熱さを忘れ、覚えている人は極少数になってしまう。政治腐敗の助長は、国民の盲信、諦め、無知・無関心で成り立っていると言っても過言ではないだろう。

 政府は医師会の要求有無に関わらず、有事には全面補償し、安全保障を全うすべきなのだ。当初から潤沢な予算を組んで支出しておけば、それこそ不必要に感染を広めることも、医療従事者を疲弊させることはなかった。

 

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