「経世済民」同好会  -HatenaBlog支部-

経済とはそもそも略語であり正しくは「経世済民」と言います。それは「世よを經をさめ、民たみを濟すくふ」つまり、民を救うことが含まれます。「経済」とは私たちが救われてこそなのです。 経済成長のために私たちが犠牲を払うことはないのです。そんなことを様々な角度から訴えていこうという有志による同好会です。記事は複数人がそれぞれ好きなように書くスタイルです。

経済同好会新聞 第134号「日本、失われ続ける時代」

日本、失われ続ける時代

日本、失われ続ける時代

日本、失われ続ける時代

失われた20年、懲りない緊縮思想

 日本の異常さは、メディアが率先して国民の貧困化に手を貸すところだ。失われた20年は緊縮財政と構造改革の歴史によるものであり、政府の誤った政策が原因だ。メディアは「放漫財政」等と政府を批判するが、ではなぜ経済成長もせず貧困化しているのかを彼らは説明することは一切ない。言いっ放しの煽りっ放しだ。
 先日も概算要求について地方紙からは、「財政規律」やら「予算膨張」等と早速煽り記事を出しているが、無駄な出費があるのではないかという疑義が全体的な懸念となっている。確かにその疑義は電通パソナといった、アベノマスク中抜き問題からは、あって然るべき懸念だろう。
 一方でその懸念に財政規律を引き合いに出すのは誤りである。国難時、政府支出は大幅に増やす必要に迫られることから、財政規律と批判することは筋違いだ。更に、日本に財政問題は存在せず、財務省プロパガンダを鵜呑みにした結果、引き合いに出す必要のない財政規律を用いてしまうのだ。二重に間違えている。
 財政赤字は政府の赤字を指すが、政府の赤字は民間部門の黒字になることは事実であり、財政規律を持ち出せば持ち出すほど、政府は支出を絞ることなる。そうなれば、財政赤字は少なくて済むが、経済が縮小してしまう。実際にこの失われた23年はずっとそうだったのだ。なぜメディアをして分からない?なぜ同じ過ちを未だ繰り返す?

 

経済大国から凋落

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 当然過ぎる話、経済は消費者がお金を使い、企業は利益を出し投資する。消費者である需要と、物やサービスを売る供給が追いかけっこしている状態が経済成長の姿だ。

 この23年の低迷は、公助である政府支出を怠って来たこと、無秩序な課税や構造改革がアダになり、日本だけが取り残されたように停滞しているのだ(上記グラフ)。

 政治家が改革と言えば、太いパイプを持った企業がちゅうちゅうと甘い汁を吸い、財務省プライマリーバランス黒字化目標のために消費増税や課税に必死になり、多くの分野は予算削減をされ衰退。メディアが放漫財政と言うほど、国民は潤っておらず、むしろ実質賃金は下落しかしていない。当たり前だが、消費税は消費を抑制するため、国

民の財布の紐はかたくなり、企業の業績は悪化する。

 もう持たないと何度も諦めかけたお店も、もはやこれまでと畳んでしまう。

 政府もメディアも同罪である。その罪は甚大だ!!