「経世済民」同好会  -HatenaBlog支部-

経済とはそもそも略語であり正しくは「経世済民」と言います。それは「世よを經をさめ、民たみを濟すくふ」つまり、民を救うことが含まれます。「経済」とは私たちが救われてこそなのです。 経済成長のために私たちが犠牲を払うことはないのです。そんなことを様々な角度から訴えていこうという有志による同好会です。記事は複数人がそれぞれ好きなように書くスタイルです。

経済同好会新聞 第146号「都構想」とは釣りえさ

「都構想」とは釣りえさ

「都構想」とは釣りえさ

「都構想」とは釣りえさ

政令市を解体する前代未聞の暴挙

 もはや維新は都構想を白紙撤回することはないだろう。それどころか、大阪市を廃止するまで後出しジャンケンのごとく続ける気なのは、市民が不利益になる試算が出ていようとも、それよりも自己利益を得たい衝動の方が強い、政商が後ろに控えているからだ。
 大阪市が廃止されれば、大阪府中央区大阪府天王寺といった名称になるが、人の痛みを分からぬ者は、地元市民の愛着心を慮る気持ちは一切ないだろう。維新政党の議員全てとは言わないが、少なくとも上に立つ者の思想の底が透けて見えている。
 維新の公約を書いた竹中平蔵パソナ会長は、東京都知事は政府が任命すべきだと最近発言したが、彼は、裏から牛耳る気まんまんなのだ。彼は政商と呼ばれ、数十年に渡り政治に関わっており、人材派遣会社で中抜きしていることは、自民党西田昌司参議院議員も指摘し、強く懸念を表明しているところだ。

 

竹中は詰将棋をしている

 大阪府知事と市長を都構想で大阪市を廃止させ、次は他の都市を同様のやり方で変えるつもりだろう。竹中の東京都知事を政府が任命という発想が出てくるのも、彼の息のかかった者を都知事にしたいからに他ならない。また、維新が国政に進めば、47都道府県の竹中王国化が加速していくことになるだろう。大阪市廃止はなんとしてでも食い止めなければならないがよく考えてみて欲しい。なぜ大阪市民が自分達の地元の権限を都構想とやらで変更されねばならないのか。切実に大阪のためを想うのであれば、頭を下げて一軒一軒家を訪ねて回ること、市民との議論を何度も重ねることが政治家というものだろう。このような道理を弁えない連中が維新という政党だ。信用する道理もまたないわけである。

 

大阪都構想 モヤモヤの正体

 よくよく考えてみるとおかしいのだ。都構想の説明不足が70%もある中でやる住民投票は、それだけで不誠実極まりないではないか。
 吉村府知事や松井市長は切実に大阪のためを想うのであれば、頭を下げて一軒一軒家を訪ねて回ること、市民との議論を何度も重ねることが政治家というものだろう。コロナ感染を懸念し、それが出来ないのであれば、時期尚早である。このようなう道理を弁えない連中が維新という政党だ。信用する道理もまたないわけである。
 そもそも、一度きりといってやった住民投票は反対多数で否決され、それを翻してまで再びやるその腐った性根も問いただす必要があり、警戒するに余りあるのだ。
 このコロナ禍という有事の最中に選挙を行うというところも、ショック療法のようなものであって、「楽になりたいから都構想で良い」と飛びつかせる人間心理を利用しているところも姑息で悪質極まりない。
 「都」にならないのに都構想と言い、大都市東京を想像させる印象操作を試みているところも、それだけで立派な詐欺的行為だ。釣りえさなのだ。正式名称は 大阪市廃止・特別区設置である。

 

明白に不自然

 大きさの順はこうだ(上から順に大きく、下に行くほど小さくなる)。


1.都道府県
2.政令指定都市
3.中核市
4.旧特例市
5.一般市町村
6.特別区

 

 わざわざ特別区に格下げする必要性は皆無だ。どれだけもっともらしい理屈を並べたてようと、全ては後付け論法の誤魔化しに過ぎない。デマは維新の方だ。