「経世済民」同好会  -HatenaBlog支部-

経済とはそもそも略語であり正しくは「経世済民」と言います。それは「世よを經をさめ、民たみを濟すくふ」つまり、民を救うことが含まれます。「経済」とは私たちが救われてこそなのです。 経済成長のために私たちが犠牲を払うことはないのです。そんなことを様々な角度から訴えていこうという有志による同好会です。記事は複数人がそれぞれ好きなように書くスタイルです。

経済同好会新聞 第156号「ぬか喜び 残酷な現実」

ぬか喜び 残酷な現実

ぬか喜び 残酷な現実

ぬか喜び 残酷な現実

国内総生産増税後から急落

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 内閣府が発表した国内総生産のデータからは、消費増税10%以降は急落し、コロナ禍が発生と合わせて経済打撃は著しいものになった。グラフから分かる通り、リーマンショック期を超えている。  NHKは7月から9月は大きく改善したと報じているが、どん底に急落してから少し上昇しただけだった。そもそも、消費増税10%の影響から報じなければ片手落ちではないのか。
 実際は消費増税10%以降マイナスにしかなっておらず、コロナ禍だけの影響ではないことは明白だ。
 仮にたった今コロナが収束したとしても、消費税がある以上は毀損され続けることに変わりはなく、増税が原因で力尽きた個人商店や企業も出ていたのだ。

 

NHKとの比較

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 一番上のグラフと中段のNHKのグラフは、いずれも内閣府のデータを基に作成されている。
 NHKは成長率を年率で示したものだが、これだけを見ると、あたかも大幅に改善されたように見える。しかし、実態は上のグラフの通り、どん底から少し上がった程度であり、ぬか喜びさせる報じ方に強く抗議するものである。

日経新聞より転載のグラフ

 日経新聞もNHKと同様一部だけを切り取ったグラフの「見せ方」で改善を報じているが、ミスリードも甚だしい。このようなぬか喜びさせる行為は現に慎むべきであり、マスコミの根幹に関わる重大な過失と評価せざるを得ない。実体経済を蔑にしている証左だ。