「経世済民」同好会  -HatenaBlog支部-

経済とはそもそも略語であり正しくは「経世済民」と言います。それは「世よを經をさめ、民たみを濟すくふ」つまり、民を救うことが含まれます。「経済」とは私たちが救われてこそなのです。 経済成長のために私たちが犠牲を払うことはないのです。そんなことを様々な角度から訴えていこうという有志による同好会です。記事は複数人がそれぞれ好きなように書くスタイルです。

経済同好会新聞 第160号「国の借金はデマだった」

国の借金はデマだった

国の借金はデマだった

国の借金はデマだった

いつまで嘘をつき続けるつもりだ

 当新聞で繰り返し掲載して来た「国の借金」。知る人は耳にたこが出来るほどだろう。国の借金とは我々国民が背負った借金ではなく、政府が負っている借金だ。正しくは「政府の負債」と呼ぶ。
 国の借金のデマによって、政府は30年もの間、現在進行形で支出を怠ってきたのだ。バブル崩壊後の氷河期世代を生んだのも、このデマが強烈に働いたためである。東日本大震災であろうと、このコロナ禍であろうと積極的に支出しない。有事の真っただ中である現在において、人命を優先しないのは、全て国の借金のデマを却下しないためなのだ。
 国の借金が我々国民が背負う借金でないのであれば、テレビに出演する池上彰氏の経済にまつわる言動は、一切の説得力を持たないということになる。氏は、国民が背負う借金として諸問題を説明しているが、全くの見当違いということだ。
 ジャーナリストでもある池上氏が、国の借金はデマであることくらい耳に入っているだろうが、一切触れない。
 言葉を正しく使うことに腐心しているはずの池上彰氏が、なぜ、誤った「国の借金」という「造語」を使うのだろうか。この点だけでも、追及すべき深刻さがあるのではないか。まるで、今月初頭にあった都構想と全く同じ構図だ。都構想の正式名称は「大阪市廃止・特別区設置」である。なぜ隠し、未だ弁明すらしていない。この不誠実さはどういうことか。

 

騙されてきた国民

 調べれば誰でも分かる「国の借金」は「政府の負債」であって、国民が背負う借金ではないという事実。当新聞で
掲載されていることは、全て誰が調べようと辿りつけるものである。つまり、「国の借金」を言い続けている者達は、国民に嘘をつき、国民の無知を利用し続けてきたということなのだ。

 「国の借金があるから、社会保障費を確保するために、消費増税をする」と、政府は言いやすくなるではないか。
 この悪質な点は、国民の良心に訴えかけることで、増税も止む無しという世論を形成できるところだ。
 では、なぜこのような国民を騙してまで嘘をつき続ける必要があったのか。これも何度も指摘されているが、財務省の省是である「緊縮財政」が原因だ。

 

緊縮財政は悪政

 緊縮財政はなんのためにしているのだろうか。それは、政府の負債を減らすためだ。負債を減らす方法は国民に課税し徴税することで減らすことが可能だ。しかし、政府の負債が減ろうと、国民は何の得も利益にもならない。どころか、圧倒的に不利益なのだ。
 政府の負債が増えるということは、その反対側で民間部門の資産が増える。つまり、国民が豊かになる方程式なのだ。

 逆に、政府の負債が減るということは、その反対側で民間部門の資産が減る。三十年前からこれが常態化していため、国民はどんどん貧困化しているのだ。
 加えて、政府は支出を絞っているため、多方面の分野を衰退させてしまう暴挙が続いている。
 国の借金のデマにより、緊縮財政に力を与えてしまい、国民の貧困化と衰退が止まらない。決して、国民の努力不足等ではない。
 これは国民も政治家も、多くが共有すべき事実だ。