「経世済民」同好会  -HatenaBlog支部-

経済とはそもそも略語であり正しくは「経世済民」と言います。それは「世よを經をさめ、民たみを濟すくふ」つまり、民を救うことが含まれます。「経済」とは私たちが救われてこそなのです。 経済成長のために私たちが犠牲を払うことはないのです。そんなことを様々な角度から訴えていこうという有志による同好会です。記事は複数人がそれぞれ好きなように書くスタイルです。

経済同好会新聞 第222号 「自虐パフォーマー達」

「自虐パフォーマー達」

「自虐パフォーマー達」

自虐パフォーマー

許しがたい暴挙 痛みの分かち合い

 当新聞で何度も書いてきた「日本は自国通貨建て」で支出していること。財政破綻をしないことは財務省自らが認めているにも関わらず、出世条件である財政規律は堅持し、国民を救うための支出をさせない。彼らは口でこそそのように言わないが、現実は困窮している人達が増えている。一般人が身銭を切って支えている現状、共倒れすることが懸念される。既に自助・共助 では回らないの が実情だ。
 非常に許しがたいことは、極力支出を抑える発想でいるため、大胆な救済策をこれまで行って来なかったこと。一方で竹中平蔵パソナ会長のような政治で商売をしている連中には、中抜きやマッチポンプをさせて野放しにしていること。そして、不勉強な政治家が国会議員の歳費削減をするから、国民も頑張って耐えてくれという偽善的行為。
 困窮者は今すぐ救助が必要な人達であり、海で溺れた国民には手当たり次第に浮き輪を投げ、同時に救命ボートで救い上げるのが政府の仕事だ。それを船上から歳費削減して自分も痛みを伴うから痛みに耐えてくれとは、あまりにも常軌を逸している。彼らは未だ切実ではないのだろう。実状を知っていれば、痛みを伴う等と口が裂けても言えない。傷口に塩を塗るようなもの。国家の危機でこうなのだ。

 

やり過ぎれば洗脳

 日本の病は「国の借金」をあたかも国民が背負う借金であるかのように誘導してきたことだろう。本来は政府の負債と誤解をされないようにすべきなのだ。既に洗脳に等しい状態であるため、批判の方便に「我々の血税が無駄なことに使われている」と言うに及ぶ。実際に竹中平蔵パソナ会長のような利益相反しいてる者達には、毅然と「利益相反している者達に国費を使うとは不公正であり秩序やモラルに反する」と言えば良く、そうして、社会的制裁を粛々と受けさせることが本来のあり方であろう。
 為政者が公務員の歳費削減してという発想も、国の借金を政府の負債であること、日本は自国通貨建てであることを知らないからだろう。

 

やはり認知が おかしい

 いくら日本が自国通貨建てであり、財政破綻しないことに無理解でも、なぜ人命最優先にならないのだろうか。筆者はここに猛烈な違和感を覚えるのだ。

 この場合、経済学云々の話ではなく、道徳的であったり論理的であるかどうかに帰結する話ではないのか。人は生きているから喜怒哀楽を感じられたり、活動も出来る。ところが、財政規律は人命が毀損されても履行されてしまうのだ。
 生活保護の門前払いにしろ、弱者の面倒を見る介護関係者や医療従事者が厚遇されないのも、財政規律という結論ありきだからだ。相当無理がある前提で政治が行われているのである。政府がコスト削減すれば、民間もコスト削減せざるを得なくなるため、ツケのしわ寄せは全て労働者や真面目な経営者に来ている。
 日本が以前のような一億総中流時代であれば、コスト削減等と叫ばれることなく、所得も倍以上になっていただろう。コロナも世界に先んじて収束していたのではないか。