まずは安全を優先せよ
自称保守の口先だけにうんざり
国の借金、この方便だけで数十年も毀損され続けてきた日本。蓋を開けば貧困化が進み、実態はワーキングプアの増加、高齢者や女性が働いて家計を支える社会になってしまった。税の負担も重くのしかかっており、負のループに陥ったままだ。
ビジネス至上主義は市場の合理性を求め、低賃金労働者を必要とするに至る。派遣企業がここまで大きくなったのも、盲目的なビジネス経営者にとり、安い労働力を使う方ことで利益が出ることを覚えたからだ。 移民受け入れに然りそうだ。建前では善意を装い、本音は金儲け。そこに人の尊厳は含まれていない。
そもそも、政府はこのような労働者にとって不遇が生じることに対して規制をかけていなければならなかった。逆に構造改革を推進したため、国家の土台を脆弱なものに進んで手をつけてきたのが実態だ。政策立案者は誰か明確にすべきである。
政策を間違えれば、国民の選択肢は自ずと間違える方向に進んでしまう。
財務省が触れて回る「財政問題」や政商に耳を傾け、国民の声を蔑にした結果が失われた平成と現在進行形の令和時代である。学習能力がないのか、それとも利権の為に国民を犠牲にすることを厭わないのか、或いはその両方かもしれないところに救いがない。
破壊された土台を修復せず、「成果が出ていない!構造改革だ!消費税増税だ!」等と、数十年この調子でやっている時代錯誤した政治家と経団連。そしてこの有事に中小企業改革。まだ破壊し足りないようだ。もはや、国家毀損の領域である。
口先だけ人間
国民に寄り添う等と言いながら、貧困と格差拡大は改善されていない。 コロナ対策も緊密に連携しながら全力で取り組むと言いながら、時が進むにつれて悪化させていった。
このような口先だけの政治に対して国民は窘める程度ではなく、本気で怒らないといけない。人気取りで保守気取りの者達も口先ばかりであり、是々非々になっていない。一部事象に対して批判はするが、その他は擁護に回る。 これはまごうことなき、政権とその擁護者が日本を毀損させてきた一因だ。彼らは政権に問題があれば、誰かを批判してガス抜きと支持を得ようと試みる。常に政権擁護ありきの言動になるため、全く整合性が取れていない。本人達は上手く取り繕ったつもりだろうが、はたから見れば理不尽でしかない。
百田尚樹氏は過去、ツイッターでこのように述べている。
保守論客の中には、官邸から仕事をもらったり、選挙のたびに応援演説に行き少なくない謝礼をもらったりしている人がいる。
まあ、それは許そう。
しかし、そういう恩義で今回の官邸の対応を擁護しているとしたら、最低だと思う。
まあ、あれだけ謝礼をもらえたら、官邸の悪口は言えんわな。選挙のたびに金が入るんやから。コジキやね。
この保守論客とは、安倍政権時に桜を見る会に呼ばれた人達の誰かを指している。要するに、二枚舌なのだ。保守でもなんでもない。むしろ、悪質である。
許しがたいのは、弱者や困窮者が出ている状況下でも、政権を擁護するところ。保守であれば、どの政党であろうと政治家であろうと批判すべきだ。誤った政策をしようとすれば強く抗議して然るべきである。
口先だけ人間は一定数いるが、国政でこれは許されざる暴挙だ。