「経世済民」同好会  -HatenaBlog支部-

経済とはそもそも略語であり正しくは「経世済民」と言います。それは「世よを經をさめ、民たみを濟すくふ」つまり、民を救うことが含まれます。「経済」とは私たちが救われてこそなのです。 経済成長のために私たちが犠牲を払うことはないのです。そんなことを様々な角度から訴えていこうという有志による同好会です。記事は複数人がそれぞれ好きなように書くスタイルです。

経済同好会新聞 第283号 「こうして起こるツケ」

こうして起こるツケ

こうして起こるツケ

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こうして起こるツケ

 グラフを見れば一目瞭然。平成9年の橋本政権から保健所を大きく減らし、その後に続く政権も徐々に減らしていることが分かる。疫病は歴史的に大きな災禍であり、多くが亡くなってきた。無駄の削減等言い、減らしてはいけないものまで減らす愚行。喉元を過ぎれば熱さを忘れ、歴史の教訓を生かすことよりも、「無駄の削減」に執着する緊縮財政は、確実に国民を死なせる。これは明白にツケが回っているのだ。
 令和元年の安倍政権では、病床数削減も行ってきた。これには経済学者である土居丈朗氏も関わっているが、責任を取らせるべきだ。国家観のなさは、安全保障に甚大な悪影響を与えている。国民の命よりも、財政規律が大事な財務省。労働者を貧困化させてまで株主を優先する自公明政権。前者は出世条件、後者はキックバック。要するに金(カネ)である。
 保健所や病床は人員、設備やノウハウも含まれる。それを削減する発想は、安全保障の要を理解していれば到底生まれないのだ。無駄の削減は合理性があるように見えて、誰かの安全ベルトを外す行為だ。実際に犠牲者が多く出ているではないか。
 危険が迫れば親が子の行動を制限するように、政府は国民へ補償と行動を制限をすべきだった。補償なき行動制限は死活問題であり理不尽である。その結果が現実なのだ。