「経世済民」同好会  -HatenaBlog支部-

経済とはそもそも略語であり正しくは「経世済民」と言います。それは「世よを經をさめ、民たみを濟すくふ」つまり、民を救うことが含まれます。「経済」とは私たちが救われてこそなのです。 経済成長のために私たちが犠牲を払うことはないのです。そんなことを様々な角度から訴えていこうという有志による同好会です。記事は複数人がそれぞれ好きなように書くスタイルです。

経済同好会新聞 第384号 「努力不足」の危うさ

「努力不足」の危うさ

「努力不足」の危うさ

「努力不足」の危うさ

言葉を方便にすることなかれ

 やぁ、そこの君!誰かに自己責任だ!努力不足だ!って言ってないかい?そんな君にはこれ!

 

 心頭滅却すれば火もまた涼し

 

 これは戦国時代の僧侶・快川の言葉なんだ。これが出来れば大したもんだね!ほとどんの人が出来ないし、得手不得手を考えればやたら弱者と思われる人を自己責任や努力不足でぶっ叩くのは慎重になった方がいいよね!ちなみに快川は武田信玄に仕えていたよ!
 得手不得手があるってみんな分かるよね。自分にとって得意だったり不得意なこととか分かってるから、他人もそういうことあるよねって。これだけでも理解していたら、誰かに努力不足って反射的に言うのって憚られるよね。こう考えてみて。学校の同級生でやたら頭のいい人や体育が得意な人とかいるじゃない?同級生がみんな同じようになれるのかって考えたら、努力でなんとか出来るものなのかなって思うよね。社会だって同じさ。努力でなんとか出来る人もいれば、どうにも出来ない人もいる。頭の出来や身体能力なんてみんな違うんだから当たり前じゃないか。
 すぐに努力不足とか言っちゃう人って、物事を短絡的に捉えすぎなんだよね。ナントカエモンが他者に努力不足だ!って言ったら、それは「世間を分かっちゃいない」からだよ?学校の成績が良くても、人格に難があるから日本ってこうなってるんじゃない?それを庶民のせいにされたらたまったもんじゃないね!

 

分かった人の理屈

 「あそこに!あそこにいるでしょ!なんで分からないのよ!」
 これは葉が茂った木の枝に小鳥がいるところを指して、同伴者に怒りをにじませながら訴える人の話なんだ。同伴者は小鳥のいるところを指差されても、なかなか見つけられない。しまいには、「探す努力が足りないからよ!」と叱られてしまい、目を白黒させながらも気分は滅入る一方だ。
 さて、小鳥を見つけた人にとっては当たり前過ぎるくらい当たり前のことだけど、これは分かっている人の理屈なんだ。立場が逆転してみたらどうだろう?努力不足とかの次元で語られることではないはずだよね。偶然目に飛び込んで来たものを「私の力」と錯覚し、他者に対して努力不足として斬り捨てることの理不尽さよ。分かった人は小鳥のいる位置をいかに「精確」に教えてやれるかの視点が足りておらず、教える術もないため駄々をこねて怒っているってわけさ。
 怒られた人は委縮し、やがては自信を喪失していき、劣等感を植え付けられてしまう。努力不足という言葉にはこんな副作用があることも知っていなきゃならないのよ。日本って前から自殺する人が多いけど、自己責任論の風潮があるからじゃない?それが増税されても従順になってしまうメカニズムというかさ、理不尽なことを理不尽と思えない所に教養のなさが浮き彫りになるわけさ。
 怒るべき時は怒る、だけど、理不尽な怒り方は人を迷わせる。分かった人は先にゴールした人であって、分からない人にはエールを送りながら待つか、ゴールに導いてあげる工夫をするかだ。  ここで思い出して!得手不得手がある限り、もしかすると目指すゴールはそれぞれ違うかもしれない。この選択肢を与え続けられるのが政府さ。

 

 

松本秀樹
狂犬病予防法に基づき
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