「経世済民」同好会  -HatenaBlog支部-

経済とはそもそも略語であり正しくは「経世済民」と言います。それは「世よを經をさめ、民たみを濟すくふ」つまり、民を救うことが含まれます。「経済」とは私たちが救われてこそなのです。 経済成長のために私たちが犠牲を払うことはないのです。そんなことを様々な角度から訴えていこうという有志による同好会です。記事は複数人がそれぞれ好きなように書くスタイルです。

経済同好会新聞 第424号 「経済の警報レベル」

経済の警報レベル

経済の警報レベル

経済の警報レベル

モラルは全国民の安定があってこそ

 まず、人は生きていないと生活も仕事も出来ない。病気や怪我をしても同様だ。これは小学生でも理解できるものだが、経済になると途端に理解できなくなる人種がいる。それは、低賃金であっても、過酷な労働環境であっても企業の利益を出すことを試みる者がそうだ。このような者達は労働者がこれで怪我をしたり病気になったり、精神的に追い込まれ自殺することに思いが至らない。むしろ、

 

 仕事だから酷かろうとやって当たり前

 

 これが常識として扱われるようになると、モラルとして定着してしまうのである。これは非常な危険なことであり、このようなことが常識になれば低賃金、かつ、ブラック的な労働が当たり前になってしまう。ここにモラルはありようもない。
 ではなぜ、この数十年における労働者の賃金が上昇しない、あるいは下落したかといえば、何度も述べて来たが富裕層(資本家)を優遇する政策をしてきたからに他ならない。大きな嘘としては、お金持ちを儲けさせれば、その富が下に落ちて来るというトリクルダウン理論。この大嘘は既に我が国で証明されており、故安倍首相も竹中平蔵も否定している。この両者は共にトリクルダウンは起きると主張していたが、全く結果が出ないと分かると申し開きすることもなく手のひらを返したのだ。あたかも最初からそんなこは言っていないとばかりに、ホッカムリしたのである。
 我が国ではモラルの低下が著しく、人が粗末に扱われながら搾取されたり、弱者であっても躊躇うことなく徴税するようになっている。経済方面からすると警報レベルだ。無論、モラル同様である

 

本音かどうかは 結果を見よ

 我が国における多くのプロパガンダは、一部の者を利するためのものだ。グローバリズム自由貿易といえば、なんか良さげだと漠然と思う人も多いが、我々の生活は以前よりも良くなったのだろうか?利便性の恩恵は多少あっても、喧伝されるほどのものはないはずだ。むしろ、安い商品を買うことが多くなっていたとしたら、生活の質は落ちているということになる。中間層でこうなっている人も多いだろう。低所得層がどれだけ大変かは推して知るべしである。
 多くの国民は自民公明政治に誤魔化され、幻想を見させられてきた。安倍さんの時に雇用が改善した!と喜んで言う人もいるが、非正規雇用が増えた雇用の改善とは低賃金労働者が増えただけである。プロパガンダに踊らされる人達は、自民党を突け上がらせている自覚もなく、犬のように尻尾を振っているではないか。ビジネス保守共よ、お前達のことだ。このような輩は自らの言動に一切責任を持つことも取ることもない。
 結果が出なければデータの一部を切り抜き、騙してでも正当性を主張する。政府は虚偽答弁も改竄も隠蔽もやり、汚職事件がいくつも出て来ようと、ビジネス保守達は政府を擁護してきた。この者達は相当に罪深い。 政治家は結果を出しているか、現実をつぶさに観察すると良い。これと同じく、メディアに出ている知識人なる者達の言動と現実が一致しいるかも見た方が良い。なぜならば、彼らの間で政治家と癒着関係にある者がいるからだ。