「経世済民」同好会  -HatenaBlog支部-

経済とはそもそも略語であり正しくは「経世済民」と言います。それは「世よを經をさめ、民たみを濟すくふ」つまり、民を救うことが含まれます。「経済」とは私たちが救われてこそなのです。 経済成長のために私たちが犠牲を払うことはないのです。そんなことを様々な角度から訴えていこうという有志による同好会です。記事は複数人がそれぞれ好きなように書くスタイルです。

経済同好会新聞 第433号 「肥える詭弁に警鐘」

肥える詭弁に警鐘

肥える詭弁に警鐘

肥える詭弁に警鐘

目くらましが流行する日本

 将来世代のツケがー!というこの言葉。よくよく考えてみれば将来とはいつのことなのか。1秒後に生まれて来た赤ちゃん、1分後、10分後、1日後、1年後や10年後は今を基準にすると全て将来だ。

 

 過去→今→将来(未来)

 

 今を起点にすると、1秒後でも将来であるため実感は湧かないかもしれないが、ここに「将来世代のツケ」の欺瞞が見え隠れしている。1秒前は過去であり、1秒後は未来であることを考えれば、歴史は地続きであることが理解できるだろう。つまり、今を蔑にする者は将来を蔑にするのである。エドマンド・バーク曰く、

 

 祖先を顧みようとしない人々は、子孫のことも考えまい

 

 今さえ良ければそれで自分は安泰だとする者は、将来世代のことは考えていない(考えられない)に等しい。1秒後も将来だと捉えると、将来世代のツケだと言いながら税負担を重くして「今にいる国民」と「将来にいる国民」を同時に蔑にする行為なのである。では、これを解消するにはどのような態度が望ましいのだろうか。それは国家の展望を持つことだ。永続的な国民の社会生活を安定的にさせるという展望、大方針として持たない為政者は偽物だろう。永続的ということは、常に財政政策が必要になるため、綺麗ごとで「国の借金で将来世代のツケがー!」等と寝ぼけたことをいう事はない。
 今さえ耐えれば将来世代のためになる!と思って頑張ってきた国民も、既に何十年と頑張ってきたのではないのか。将来世代のツケという言葉は、政治家にとって都合の良い言葉であるということ。以前も述べているが、これは将来世代を人質に取り、現世代に苛政を敷いていることを正当化できる言葉なのだ。そのため、欺瞞だと言うのである。

 

驚くほど騙される

 国葬儀を手放しで称えているビジネス右翼(偽物保守)を見ていれば分かることがある。彼ら・彼女らの背景にはビジネスがあり、これまで故安倍晋三を持ち上げビジネスにしてきた彼らが安倍晋三を神格化することで、自らの正当性を担保したがっているところだ。
 安倍晋三は生前、統計の改竄、隠蔽や嘘を繰り返しつき、北方領土を明け渡したり、拉致問題も一切進展がなかった。アベノミクスという高橋洋一風味のリフレ政策で経済を悪化させ、雇用は非正規を増やした。このようなダメな政策を高橋洋一等が詭弁で誤魔化し、大衆を扇動してきたことは経済界隈にいる人達はみんな知っている。
 安倍晋三と旧統一教会とつながりがあったことで自民党員からも批判が起き、一般人からは怒りも出ている。それでもビジネス右翼達は知らん顔で安倍を神格化するその様は、旧統一教会を満足させるものだったに違いない。このような保身に走った者達は例外なく詭弁を弄し、常に詭弁を考えて切り抜けねばならなくなる。そうして詭弁が肥え、それを賞賛する庶民という構図が出来上がり、驚くほど騙される。 オルテガ曰く、

 

 今日地球上には、知 識人のマスクをつけたえせ知識人がうようよしている。

 

 我が国には詭弁を弄する愛国者のマスクをつけた偽物がうようよいる。

 

 

 


 

適菜収様
思い出に残る維新の犯罪
思い出に残る「維新のデマと嘘」

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