「経世済民」同好会  -HatenaBlog支部-

経済とはそもそも略語であり正しくは「経世済民」と言います。それは「世よを經をさめ、民たみを濟すくふ」つまり、民を救うことが含まれます。「経済」とは私たちが救われてこそなのです。 経済成長のために私たちが犠牲を払うことはないのです。そんなことを様々な角度から訴えていこうという有志による同好会です。記事は複数人がそれぞれ好きなように書くスタイルです。

経済同好会新聞 第105号「三十年 繰り返す緊縮財政」

三十年 繰り返す緊縮財政

三十年 繰り返す緊縮財政

三十年 繰り返す緊縮財政

国の借金プロパガンダ財務省の方便だ

 お金欲しさに詐欺を働く者、生活苦で毎年冬になると万引きしていた老人、学費払いにやむなく水商売で働く裕福でない女子大生。ワーキングプアで休みもなく、ただただひたすら働く非正規雇用者。挙げればきりがないほど、貧困層が増えた日本。
 これらは消費増税10%以前の話であり、消費税8%になる以前にも存在していた。
 バブル崩壊の煽りを受けた団塊世代の子供達は就職困難、時の政権はこの後始末をするどろか、追い打ちをかける緊縮財政で救済すらして来なかった。
 財務省プロパガンダである、国の借金、財政健全化、将来世代のツケや放漫財政を国民が鵜呑みにした結果、歴代の政権は緊縮財政をやめなかった。大型や中長期に渡る財政出動をしようとする政権は、ことごとくスキャンダルで失脚する現象が認められる。

 

財務省プロパガンダの罪深さ

 財政は安全保障・継承・国家存続と密接な関係にあるため、緊縮財政一択の政策は亡国政策になる。貨幣(お金)発行者である政府が財政破綻する理由はなく、国の借金(政府の負債)で破綻すると言う学者や政治家はデマを拡散していることと同義だ。
 例えば、あなたがお金を発行する主体(根源)だとして、財政破綻すると思えるだろうか?しかも、あなたが発行したお金を「国の借金」と言われてしまうことに、いやいや違うだろうと異を唱えることはごく自然なことではないだろうか。
 あなたがお金を発行している主体であれば、市場に出たこのお金は民間の借金ではなく、お金を使う民間の資産になることは自明だろう。
 あなたが1万円市場にお金を発行した。市場に1万円生まれた。

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この場合、簿記上では「あなた1万円の負債 / 市場1万円の資産」とこうなる。財務省はこの負債の部分を国の借金と言い、あたかも国民が背負っている借金のように錯覚させるプロパガンダを、御用学者やメディア通じて広めているのだ。なぜこういうことをするのか。

 

財務省の病

 財務省は財政規律として、プライマリーバランス黒字化目標を掲げているため、これを達成させるために、プロパガンダを流している。

 プライマリーバランスは、目標が達成されるまで税金を徴収することになるが、そのため、我が国は三十年近くも緊縮財政をしており、延々と結果を出せずにいる。やり方を間違えているのだ。

 

 同じことを繰り返しながら違う結果を望むこと、それを狂気という。
 A・アインシュタイン

 

 平時から貧困問題は解決せず、災害対策も疎かになり、公民共に技術やノウハウの継承が途絶えることが懸念され研究者の予算削減や教育現場の軽視も深刻だ。

 この有事に医療従事者や施設に潤沢な支援をせず、国民を感染に晒し続ける理不尽さは、緊縮財政が原因だ。

 

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