2021-10-01から1ヶ月間の記事一覧
不可思議な財政論① 不可思議な財政論① 放漫財政で経済停滞の不思議 前号までの連載では、我が国は管理通貨制度であって家計と財政は異なることを述べてきた。今でこそ幾ばくかの政治家は理解しているが、一般人も含めれば十数年前とは比較にならないほど増え…
家計と財政は異なる③ 家計と財政は異なる③ 管理通貨制度における予算制約 前回は、国の借金は国民が背負う代物ではないこと、その理由に我が国は管理通貨制度であることを述べた。そうなると、これまで言われてきたことは一体なんだったのだろうかと思うだろ…
家計と財政は異なる② 家計と財政は異なる② 管理通貨制度における財政 前号では、我が国の通貨発行能力が優れており、その理由に他国からお金を借り入れしていない状態であると述べた。これは自国通貨建てで日本円を発行していることを意味し、通貨主権を確立…
家計と財政は異なる 家計と財政は異なる 財務省は嘘をつき続けるのか たびたび当新聞で取り上げる財務省の家計と財政の混同ぶり。いわゆる「国の借金」も悪質な世論誘導のプロパガンダであるが、なぜプロパガンダと言えるかは家計と財政を混同しているからで…
財政均衡の支持者とは 財政均衡の支持者とは 国民を不幸にしても優先される規律 先日、財務省の矢野財務次官が雑誌に寄稿したことで炎上したが、音沙汰はないようだ。総裁選候補における公約(口約)が確かなら、日本経済、ひいては国民のためにならない内容…
小さな政府論の愚かさ 小さな政府論の愚かさ 時流か?思想の退廃か? 小泉・竹中構造改革以降、保守と言われていた人達は小さな政府論に流される現象が起きていた。この姿勢はとても保守とは言い難く、新自由主義に乗っかったにしろ、思想の退廃と見るべきで…
川柳「利益相反・政商」 川柳「利益相反・政商」 国民全体の権益を毀損する者達へ 牡蠣食えば、金が無くなる、法隆寺 ESPRIMO 中抜き屋 跋扈し苦しむ 勤めびと ツェリ子 政商の 勉強しましょう 慶応で メロン 更地化や 財政黒字の 夢の跡 koji hasegawa やっ…
進歩的知識人の危険さ 進歩的知識人の危険さ 自国を貶める人達、売国する人達 岸田新政権により成長戦略会議は廃止されたが、この中には竹中平蔵パソナ会長がいたことは政治ウォッチャーはご存知だろう。野党第一党である立憲民主党は岸田総理に対し、民間議…
憑りつかれた財政再建 憑りつかれた財政再建 プライマリーバランスで偏る富 一部を除く与野党の政治家に共通していることに、財政再建がある。これは当新聞で何度も出て来る言葉「プライマリーバランス黒字化目標」と密接に関わっている。改めて、プライマリ…
馬鹿にして衰退する日本 馬鹿にして衰退する日本 新自由主義との決別なるか 前号でも記事にしたが、我が国の実態は衰退と停滞であったこと。小泉政権時代の自民党はメディア戦略もあってか、それを継承する形で第二次安倍政権下では、「保守」と呼ばれる政治…
平成の失敗は改革主義 平成の失敗は改革主義 顧みない都合の良さ、恐ろしさ 当新聞で頻繁に出て来る言葉に、「日本経済は停滞とデフレを繰り返してきた」がある。平成は三十年で幕を閉じたが、まさに停滞と衰退を象徴したものではなかったか。これだけの長期…
労働分配率を上げよ 労働分配率を上げよ 生産性向上の意味するところ この数十年で我が国は、短期成果を求める市場原理主義のような思考をする者が非常に増えた。構造改革こそが生産性を上げるために必須であると言わんばかりであるが、この場合の生産性向上…
均衡財政の弊害多く 均衡財政の弊害多く 未だ金本位制から抜け出ない学者達 経済学と現実とのかい離を説明出来ない経済学者達。国の借金で破綻すると言われて久しいが、その説明は逃げの一手だ。彼らの言い分は、「なんか知らんけど破綻する」レベルのものを…
弱者に厳しい制度化 弱者に厳しい制度化 つじつま合わせ、消費税の害悪 政府はフリーランスを推進しておきながら、ここへ来てまた梯子外しをするようだ。2023年10月より導入予定のインボイス制度だ。インボイス制度とは、年間売上一千万円以下の事業者…