「経世済民」同好会  -HatenaBlog支部-

経済とはそもそも略語であり正しくは「経世済民」と言います。それは「世よを經をさめ、民たみを濟すくふ」つまり、民を救うことが含まれます。「経済」とは私たちが救われてこそなのです。 経済成長のために私たちが犠牲を払うことはないのです。そんなことを様々な角度から訴えていこうという有志による同好会です。記事は複数人がそれぞれ好きなように書くスタイルです。

2021-01-01から1年間の記事一覧

経済同好会新聞 第350号 「国の借金の中身とは」

国の借金の中身とは 国の借金の中身とは デマを垂れ流し続けるマスコミ 日本経済新聞という名前を持ちながらも、経済のデマを垂れ流す不思議。他の新聞各社も酷いが、日経は経済という名がつくのであれば、経済の歴史を知っておかなければならないはずだ。我…

経済同好会新聞 第349号 「渋沢栄一が問う現代」

渋沢栄一が問う現代 渋沢栄一が問う現代 「論語と算盤」に答えあり 当新聞は経済のみならず、経済以外について記事にするのは、経済は「経世済民【世を經(おさ)め、民を濟(すく)う】」ことを意味するからに他ならない。経済学の数式や理論を求める人にと…

経済同好会新聞 第348号 「右も左も亡国に寄与す」

右も左も亡国に寄与す 右も左も亡国に寄与す 無自覚な新自由主義思想 当新聞では幾度か新自由主義について触れているが、当新聞第314号で述べたものを見てみよう。 「歴史が示すところでは、社会主義と自由主義が行ったり来たりしていること。伝統的保守…

経済同好会新聞 第347号 「卵が先か鶏が先か」

卵が先か鶏が先か 卵が先か鶏が先か 政府がなすべきこととは 以前も当新聞で述べた「政府はお金(通貨)の発行者、国民はお金の利用者」であること。この事実は誰でも理解するところだろう。政府が公共事業や各種助成金や補助金等を出し、国民、ひいては国家…

経済同好会新聞 第346号 川柳「金」

川柳「金」 浮き彫りにする、お金が示す社会構造 こまたろう 金刷れど ハイパーインフレ なほ遠し 経世済民金刷って 驚きまくる デフレ脳 T. S.金欠に 悩んだ日々よ さようなら Taiga竹中君 ポッケナイナイ 給付金 koji hasegawa無い金は 出せぬと 騙され半…

経済同好会新聞 第345号 「税金の無駄使いの本来」

税金の無駄使いの本来 本当にそれは無駄なのか 人間の感覚は人によって様々あり、それ故に曖昧になることも日常茶飯事だ。このような曖昧さは、モノサシで測ることは出来ない。人の感情にしろ、このような「読めない」ことだらけである。経済学もさることな…

経済同好会新聞 第344号 なぜ「中長期」なのか

なぜ「中長期」なのか なぜ「中長期」なのか 目先の利益は乞食の発想へ 我が国の凋落の原因として挙げられることと言えば、「国家への投資」を蔑にしているところだろう。国家への投資は、そのまま国民への投資である。この数十年はどうか。短期成果主義の名…

経済同好会新聞 第343号 「財源はどうするの愚」

財源はどうするの愚 財源はどうするの愚 矛盾も精神論に逃避するあり様 我が国は災害大国であることから、本来は個人や民間レベルでどうにもならないことを、政府は水害や地震に強いインフラや建築物を作ることを他国よりも進んで考えていなければならない。…

経済同好会新聞 第342号 「無限と有限の狭間」

無限と有限の狭間 無限と有限の狭間 低きに流れる財政破綻論者たち 我が国は英米と同じくする管理通貨制度、税を財源としない国家だ。税金は格差是正等のためになくすることは出来ないが、管理通貨制度の利点を一切生かさず、むしろ格差拡大させている我が国…

経済同好会新聞 第341号 「生かさず殺さず」

生かさず殺さず 生かさず殺さず 意図せず弱者を見殺す人達 百円で買えたものが百十円になってしまった時代。消費税率10%は、低所得層にとっては厳しいものだ。消費税は「広く薄く取る」という言説もあるが、累進性のない消費税が理由で自殺者を出したなら…

経済同好会新聞 第340号 「発展は公共投資による」

発展は公共投資による 発展は公共投資による きれいごとで国家は維持できない 我々が普段から当たり前のように目にしている道路。当たり前すぎて「あって当然のもの」として認識してはいないだろうか。道路や鉄道はインフラであるが、現代のように発達してい…

経済同好会新聞 第339号 「後進国まっしぐら」

後進国まっしぐら 後進国まっしぐら コストカット病は経済の病だった コロナ禍というのに、利益を増加させた企業がいることは記憶に新しい。不況にあえぐ企業は多くあるにも関わらずだ。 女性の労働者は数十年前から増えたが、この数年では高齢の労働者も増…

経済同好会新聞 第338号 大矛盾「安定財源」

大矛盾「安定財源」 大矛盾「安定財源」 言葉に騙されることなかれ いつの時代にも流行というものがある。みんながその流行に乗れる内はまだ良いが、トンデモな流行もある。それは「安定財源」という言葉だ。「安定」という安心さと、「財源」を結びつけるこ…

経済同好会新聞 第337号 「経済政策のだらしなさ」

経済政策のだらしなさ 経済政策のだらしなさ 税制を生かさない政策立案者達 経済不況、或いは、停滞の際には減税することが求められるが、我が国の政府は一向にそうする気配がない。消費税をまだ上げよという政治家や、企業人の立場である経団連も同様だ。消…

経済同好会新聞 第336号 「見える没落 車で例える国家②」

見える没落 車で例える国家② 見える没落 車で例える国家② 国民はまるでタイヤのようだ 前号に引き続き、国家を車に例えてみよう。車の走行に欠かせないタイヤ、パンクしたり擦り減れば変えが利くかのごとく、労働者は常に経済の調整弁とされてきた。恐ろしと…

経済同好会新聞 第335号 「見える没落 車で例える国家」

見える没落 車で例える国家 見える没落 車で例える国家 ハンドルを握るのは我々有権者だ 前号は経済の自動安定化装置について車に例えた記事であったが、今号は国家について車で例えてみよう。我が国には各政党が存在し、政権を担うのは与党だ。車のハンドル…

経済同好会新聞 第334号 「車で知る 自動安定化装置」

車で知る 自動安定化装置 車で知る 自動安定化装置 分配と安定を破壊する政治の愚 車を国家に例えると、ガソリンは通貨(お金)。エンジンは家計(給与所得者)、バッテリーは庶民の体力。サスペンションは社会福祉、ガソリン漏れは株主配当金という具合だ。…

経済同好会新聞 第333号 「本末転倒な日本の政治」

本末転倒な日本の政治 本末転倒な日本の政治 国民・国家は財政規律に負けた 地方の衰退、出生数は戦後最悪、科学や教育の凋落等、我が国の劣化ぶりが激しい。日本の子供は7人に1人が貧困、それはそのまま親の所得の低さ故だ。国家に血が流れているとするな…

経済同好会新聞 第332号 「前提の誤りは結論も誤る」

前提の誤りは結論も誤る 前提の誤りは結論も誤る 年金問題は解消できるのか 麻生元財務大臣の「二千万円問題」は、高齢者を焚きつける形となったことは論をまたない。年金問題の根本とは、偽りの財源不足からだ。管理通貨制度は税を財源としないことは、これ…

経済同好会新聞 第331号 「福祉政策は持続可能だ」

福祉政策は持続可能だ 福祉政策は持続可能だ 管理通貨制度における社会保障 バブル崩壊以降、我が国では「改革」が横行している。あたかも、改革が自明に正しいとされる風潮だ。つまり、国民側からすれば改革と聞くと即座に「なにか良い事をしてくれそうだ」…

経済同好会新聞 第330号 「黒字と赤字の関係」

黒字と赤字の関係 黒字と赤字の関係 不況時に減税するわけとは 前々号、前号に引き続き、ゴドリーのモデルをおさらいしてみよう。 政府が財政赤字(黒字)となる時、民間部門と海外部門の収支の合算は必ず黒字(赤字)になる。 これは上記の図「三部門の会計…

経済同好会新聞 第329号 「財政より経済を見よ」

財政より経済を見よ 財政より経済を見よ バランスは財政、否、経済だ 少し思考してみよう。日本に住まう人々が経済的に困っていない、そこそこ経済成長しているとする。これは経済全体のバランスが取れた状態だが、一方でこれによって政府部門が赤字の場合は…

経済同好会新聞 第328号 「国の借金 見るべきは歴史」

国の借金 見るべきは歴史 国の借金 見るべきは歴史 政府支出を悪と決めつけること勿れ 国の借金!この言葉、概念に埋もれているものがある。政府が支出したお金の累積が記録された結果が国の借金の数字ではあるが、この数字の裏には歴史がある。目の前にある…

経済同好会新聞 第327号 「国の借金 国民負担にあらず」

国の借金 国民負担にあらず 国の借金 国民負担にあらず 国の借金で何も起きていない 我々が教わってきたことは、国が借金を積み重ねて行くといつか破綻すること。そして、これは将来世代が払うツケになることだ。このような話は昔からあったようだが、これま…

経済同好会新聞 第326号 「国家の永続は国民にあり」

国家の永続は国民にあり 国家の永続は国民にあり 盲点化された労働者への待遇 我が国は管理通貨制度であることは、これまで何度も述べてきた。国民は税金を納めているが、生活のために労働をしながらお金を稼いでいるとも言える。政府が発行するお金で、我々…

経済同好会新聞 第325号 「経済の三流国家日本」

経済の三流国家日本 経済の三流国家日本 ごり押ししか能のない経済政策 経済不況の際は減税、ないし、免税することを求められるが、我が国は正反対の増税に次ぐ増税をやった類まれな経済音痴。国民もこの基本中の基本を忘れ、いわゆる「国の借金」を信じるあ…

経済同好会新聞 第324号 「不可思議な財政論②」

不可思議な財政論② 不可思議な財政論② 経済の本体は財政にあらず 学力社会と言われて久しいが、この学力を生かせない環境を作ってきたのはこの数十年の政治。財政を気にするあまり、人間社会の営みである実体経済を蔑にしてきたツケである。国家予算を税収内…

経済同好会新聞 第323号 「不可思議な財政論①」

不可思議な財政論① 不可思議な財政論① 放漫財政で経済停滞の不思議 前号までの連載では、我が国は管理通貨制度であって家計と財政は異なることを述べてきた。今でこそ幾ばくかの政治家は理解しているが、一般人も含めれば十数年前とは比較にならないほど増え…

経済同好会新聞 第322号 「家計と財政は異なる③」

家計と財政は異なる③ 家計と財政は異なる③ 管理通貨制度における予算制約 前回は、国の借金は国民が背負う代物ではないこと、その理由に我が国は管理通貨制度であることを述べた。そうなると、これまで言われてきたことは一体なんだったのだろうかと思うだろ…

経済同好会新聞 第321号 「家計と財政は異なる②」

家計と財政は異なる② 家計と財政は異なる② 管理通貨制度における財政 前号では、我が国の通貨発行能力が優れており、その理由に他国からお金を借り入れしていない状態であると述べた。これは自国通貨建てで日本円を発行していることを意味し、通貨主権を確立…