「経世済民」同好会  -HatenaBlog支部-

経済とはそもそも略語であり正しくは「経世済民」と言います。それは「世よを經をさめ、民たみを濟すくふ」つまり、民を救うことが含まれます。「経済」とは私たちが救われてこそなのです。 経済成長のために私たちが犠牲を払うことはないのです。そんなことを様々な角度から訴えていこうという有志による同好会です。記事は複数人がそれぞれ好きなように書くスタイルです。

経済同好会新聞 第141号「危険 大阪都構想」

危険 大阪都構想

危険 大阪都構想

危険 大阪都構想

大阪都構想とは竹中平蔵構想だ

 ザ・政商といえば竹中平蔵氏は有名だが、彼は肩書きをいくつも持っており、時には前職だった慶應義塾大学総合政策学部教授の肩書を使い、大学の権威をちらつかせる。彼は日本人の右へ倣えの性格を理解しており、肩書と権威付けで「相手の固定観念」を利用し、鵜呑みにさせようとする。どうせ国民は内容を精査しない、どころか褒めて持ち上げて賛同してくれると高をくくっているのだ。
 竹中氏は批判が多いと分かると、次はやはり肩書きのある者を使い、彼の分身のように喋らせる。昔は政治家がメディアに出しゃばることはなく、現代のような「政治家のアイドル化」は相当に異常なのだ。

田中角栄いわく


 いい政治というのは、国民生活の片隅にあるものだ。目立たずつましく、国民のうしろに控えている。吹きすぎて行く風、政治はそれでよい。

 政権与党はとにかく出しゃばり、何かやってる感を演出することに腐心し、大風呂敷を開けたはいいが有言不実行の大言壮語ばかり。そして、吉村大阪府知事はメディア露出が圧倒的に多く、松井市長に然り。
 都構想の後ろには竹中氏がついており、彼は小泉政権時に日本を構造改革と経済指標をいじって衰退させた人間である。彼の戦略は特定人物を目立たせ人気を出すことで、世論を釣っているのだ。

 一方で、れいわ新選組山本太郎代表も同じじゃないかと言う人もいるが、彼は「みんな豊かにする」ことが前提であって、昔ながらの政治家がして来た「どさ回り」を実践しており、性質が全く異なるものだ。

 最初からシナリオが用意された都構想は、質問されると困ること、内容を精査され、多くの大阪市民に知られると
都合が悪い。そうなると、それを回避するために肩書きや権威に物を言わせるやり方、
市民に鵜呑みにしてもらうために、予めメディアで顔を売
っておく。人気になり有名人になることは、権威と同じ効果があるのだ。そして、メリ
ットしか言わない。

 これを詐欺商法とも言う。彼らには道徳と秩序が欠落しており、簡単に前言を翻すであろうことは、一度だけ民意を問い、反対に終わった都構想をまた今回ぶり返したことから明らかだ。
 何かを起こす時は、政治家がやたらメディアに露出してくることは、メディアプロパガンダという手法。彼らは仮想敵を作り批判と攻撃を繰り返す。立ちはだかった敵を攻撃するのではなく、ターゲットを選んで攻撃しているのだ。大衆化した国民は「もっとやれ!」と興奮し支持をする。
 これらをルサンチマンを煽るという。自らの目的を達成するために、大衆を煽
っているのだ。

 

都構想のデメリットとは

 もし大阪市が廃止されれば、日本史上初めて政令市が特別区に格下げとなる。全国どこにも特別区をめざす地域はなく、当の東京都内の特別区長でさえ、特別区は古い歴史的産物で、終焉を迎えるべきシロモノと呼んでいるものだ。
(住友陽文 大阪府立大学教授、歴史学


 デメリットになると分かっていながら、それをして利益を得ようとするのは、竹中氏のやり方だ。いつまで騙され続けるのか。