人命を蔑にした自公明
馬脚を露わす菅総理大臣
ビジネスパーソンをブレーンに据え、馬脚が露わになった菅総理。ブレーンには、維新の公約を書いた「改革バカ」の労働者ピンハネ企業会長、最近中抜きで話題になった民間議員の竹中平蔵パソナ会長。彼は三つの経済指標を変更し、デフレ化政策に改悪させてしまった張本人である。未だ彼の改悪を修正していない。
そして、中小企業再編(企業淘汰)の提唱者アトキンソン氏。都構想、安倍応援団でもある高橋洋一嘉悦大学教授。彼は加計学園にも関わっている。
竹中平蔵氏に関しては、当新聞では何度も取り上げて来たが、高橋洋一氏は経済学者でありながら、バランスしないバランスシートを作り、実はマクロ経済のことを分かっていないことが判明している。
聞くところによると高橋氏は以前、インターネット番組において、「経済は簡単で、古いものを壊して、新しいものにしていけば良い(意訳)」と発言したそう。彼に感じないのは情緒や文化的態度だ。保守が警戒するのは、このような短絡的発想をする改革者や同調者である。
菅総理もこれら三者も、国家観がまるでないことは明白である。政治は国民・国家全てを守り保守していくものだが、ビジネスで国家を守ることは出来ない。極めてミクロ的な動きをするビジネスは、マクロ的に全体を見渡し保守していく政治とは考え方が相当違う。つまり、ビジネス視点で国家を運営することは愚の骨頂であり、例えるなら、オママゴトをするようなものだ。
自公明連立政権の冷酷非道さ
人命を救うことにそれほど理屈は大事だろうか。命がなければ何も出来ない、命があるからこその喜怒哀楽ではないのか。
自公明連立政権の恐ろしさは、国民がどれほど苦痛な状況に置かれようと、自殺する状況に追い込まれると分かっ ていようと動かない、積極的に財政出動しない。パソナや電通に中抜きはさせるが、国民には金をかけて救わない。 中抜きが明るみになろうと、問題にしない法治国家の政治家。人命を蔑にしてさえ政治の椅子に居座る国会議員達のおぞましさ厚かましさ、自ら進退を決められない政治家のなんと多いことか。
人命を救うことに躊躇する政治家がいるのであれば、その資質・人間性共にクズと言う他ない。彼らはまごうことなき間接的殺人者であり、安全保障違反で拘束すべきであり異常事態だ。 これが我が国の与党、自公明連立政権である。
ビジネスマンをブレーンに据えた時点で察して余りある。国民・国家のことを考えていない証左だ。
公明党山口代表は、大阪市廃止・特別区設置の住民投票で何をした。政商である竹中平蔵氏も関与している都構想に、賛成し加担したではないか。そして、菅総理も高橋洋一氏は維新とつながりがある。偶然ではあるまい。
この国を我が物顔で私物化する政治家達に物申すのは小規模なメディアばかりであり、大手はなぜ一斉に報じて彼らの悪行を封じようとしないのだ。
ある人はこう言う。「合理的であればあるほど、大切な何かを喪失している」と。働く者への思いやり、育まれてきた文化への尊敬の念や情緒のことだ。
企業・人命を切り捨てる、冷酷非道な自公明連立政権には決して分かるまい。