かくも劣化した政治家達
一般人の方がまだマシ、日本の危機
警察庁の統計によると、自殺者数は今年一月から十月までの総数は、一万七千二百十九人となった。緊急事態宣言を発出した4月上旬からから5月下旬の間は自殺者は減少したが、以降は増加していき、十月の総数は今年一番多く、総数は二千人を超えている。
2011年3月に起きた東日本大震災時には、自殺者の数は2か月後の5月、急激に増えた経緯があり、現政権は何も学んでいなかったということになる。驚くべきことに、当時の民主党も現在の自公明連立政権も、積極的な財政出動をして助けなかったという事実だ。政治家は公助の最たる位置におり、それを行使しないという判断力は、劣化しているとしか言いようがないではないか。
居直る政治家達
大型スキャンダルが出ようと問題が起きようと、のらりくらりと官僚に「詭弁」を作らせ、答弁書を「ガン見」しながら言い逃れする。安倍元総理と菅現総理の共通点は、自分の頭で考えていないところだ。他人が作った文章を読むだけでは、どこか白々しく勇ましさの演出だけはテンプレート通りだ。そこだけはち ゃんと覚えて形になっているという具合。
財務省の省是である、財政健全化に忖度し、自殺者や企業倒産が出ると分かっていようと助けない。加藤官房長官は悩みを相談し乗り越えてくれと、まるで他人事。
目の前に倒れている人がいれば助ける一般人の方が現政権より遥かに良いだろう。一般人がどうにもならないことを公が助ける、この当たり前すぎることをとにかく財務省に忖度してやろうとしないのだ。
エリートぶる 政治家の浅薄さ
庶民は坂本竜馬の出現を求め、政治家は竜馬の格好だけを真似る ―
真似ただけでは当然のことながら、中身は竜馬ではないため、ボロしか出て来ない。このボロを隠すため言葉巧みになり、問題が出れば隠蔽と改竄、森友学園問題では罪悪感から自殺した赤木さんがいる。
自公明連立政権は、自殺者が出ようと知らん顔できる人種であることが浮き彫りになった。財政出動で救える命がたくさんあったにも拘わらず、政治の先輩である亀井静香元議員の「青天井で救え」と言うことも聞かずに放置してきた。この事実は消えない。
近代化してからこれほど最低最悪の政権はあっただろうか。いや、ないだろう。