経済同好会新聞 第171号「小泉・安倍・菅政権の正体」
小泉・安倍・菅政権の正体
日本を破壊するグローバリズム路線
表はナショナリズムとグローバリズムの特徴と傾向が分かるものだ。対照的である。グローバリストの本質は表に示されたものではあるが、ナショナリズムのような言動をしながら、グローバリズムに導く者がいる。それが小泉政権時に行われたのだ。安倍政権でも同様なことが行われ、現在の菅内閣は隠すことなくグローバリズム路線を進めようとしている。ブレーンにアトキンソン氏や竹中平蔵パソナ会長を据えた時点で、あからさまに問答無用で推進されるだろう。このコロナ禍で企業に補償しないことで、半分はそれを達成しているようなものだ。なぜならば、企業の弱体化を待っているのだから。
その様は刹那的であり野蛮だ。企業が蓄積してきたものを簡単に潰し、資本家に明け渡すことが出来るその発想はグローバリストのそれだ。政府がそれをやろうというのだから、国家反逆罪に等しい愚行である。
誤魔化しの長期政権
歴代の政権でも特に長かったのは、小泉・安倍政権だ。特筆すべきは、民営化してはならない職種を民営化させることをしているのはこの両者だ。要するに売国政策。
公共部門は国民・国家にと
っての権益であり、既に完成された目指すべき姿なのだ。企業が管理することで赤字になることでも、公が管理することで赤字は補填されるため、国民は永続的かつ安定的サービスを享受する。企業は赤字の出る部門は品質を落とす・値上げする・やめてしまうのいずれかになる。不安定なのだ。
民営化だ、岩盤規制だ等と言う輩や政治家は、グローバリストの扇動に流された愚か者としか言いようがない。資本家の金儲けのために、国民・国家の権益をくれてやる必要は一切ないではないか。
緊縮財政と民営化は相性が良い
公から永続的かつ安定的なサービスを享受する国民を良しとしないのが、財務省だ。彼らは財政規律という呪縛に捉われ、支出削減するためには民営化も厭わないという具合。例え、それがグローバリスト達に国民・国家の権益を明け渡すことであってもだ。
この異常さを政治家はコントロールせず、民営化大好きおじさんこと、政商である竹中平蔵パソナ会長の言いなりになる菅総理に求めるものは、辞任である。