「経世済民」同好会  -HatenaBlog支部-

経済とはそもそも略語であり正しくは「経世済民」と言います。それは「世よを經をさめ、民たみを濟すくふ」つまり、民を救うことが含まれます。「経済」とは私たちが救われてこそなのです。 経済成長のために私たちが犠牲を払うことはないのです。そんなことを様々な角度から訴えていこうという有志による同好会です。記事は複数人がそれぞれ好きなように書くスタイルです。

経済同好会新聞 第514号 「故意か?無知か?」

故意か?無知か?

故意か?無知か?

故意か?無知か?

管理通貨制度を周知しない不思議

 当新聞でこれまで幾度となく述べて来たが、我が国は管理通貨制度を採用している。税を財源とする金本位制とは違い、政府は財政で破綻することはない。経済学者も政治家もこの事実を把握せず、故意に広報しないのか、ただ単に知らないだけなのか。財政法によって制約はあるものの、もし管理通貨制度を知っていたならば、財政法を変えれば済む話だ。非常に恥ずべきことは、財務省も政治家もこれをやらないところ。表題にもあるように、それは故意によるものなのか、無知によるものなのか。いづれにせよ、国民の負担が増え続けている事実に変わりない。
 例えば、現世代の日本のインフラが老朽化している現実がある。そこに予算を当てず放置すれば老朽化したインフラは将来世代に渡すことになる。災害大国である我が国において、これはかなりのツケとなることは容易に予測できるものだ。これによって子孫たちの労苦が偲ばれるし、教育の予算を削ればこれもまた子孫たちの「機会」を奪うことになる。貧困を解決しなければ、これも将来に受け継がれる。
 我が国の政治家、特に無駄の削減だとか財政健全化等と言う連中の異常性は、国家を毀損していても居直るところ。自らは権力につき安泰していると、国家には何が大切で何を守るべきことか理解できなくなるのか、平気で国民に負担を強いてくる。税制を理解しない者がを平気で増税をやってきたり、応能負担の原則に反する消費税を苦労して設えたと言い出す低俗な政治家もいたり等、我が国の凋落は約束されているようなものだ。  この者達はなぜか資本家目線で物事を見ているフシがあり、社会勉強の足らなさが透けて見えている。なぜならば、応能負担は人の不確実性と社会を見聞していれば、理解出来るからだ。
 このような話もある。管理通貨制度は把握しているが、税負担を中間層から低所得層に押し付けることで、インフレを抑えつけるというもの。増税する意味がこれだ。