「経世済民」同好会  -HatenaBlog支部-

経済とはそもそも略語であり正しくは「経世済民」と言います。それは「世よを經をさめ、民たみを濟すくふ」つまり、民を救うことが含まれます。「経済」とは私たちが救われてこそなのです。 経済成長のために私たちが犠牲を払うことはないのです。そんなことを様々な角度から訴えていこうという有志による同好会です。記事は複数人がそれぞれ好きなように書くスタイルです。

ケイドウ005 ハイパーインフレって? 勘違いが世論を混乱させて しまう

ハイパーインフレって? 勘違いが世論を混乱させて しまう

ハイパーインフレって? 勘違いが世論を混乱させて しまう

ハイパーインフレって?
勘違いが世論を混乱させてしまう

例えに出てくるベネズエラの事例が誤解を招く。これにちょっと待ったをかける。頭のいい人達も間違える、ハイパーインフレーションを抽象的に使うことなかれ。


ハイパー起きません

ベネズエラと日本を比較対象する時点で誤りです。

 物価は需要と供給のバランスで決定する。制御出来ないインフレが起きるのは、供給力が崩壊し需要を賄えなくなった場合です。
 ベネズエラの場合、国内の生産力が無く、石油の輸出により外貨を稼ぎ輸入により需要を満たしていた。輸出の減少により輸入が出来なくなり、需要を満たせず、インフレに。
 よって、ベネズエラのケースを、国内に十分な産業・供給力がある日本と比較することは出来ないんです。

 ちなみに、日本でハイパーインフレと呼ばれるインフレ率1万3千%を起こそうとするなら、GDP550兆x1307京1千5百兆円ほどの財政支出が必要ということになります。

 財政支出拡大でハイパーインフレになった国はありません。日本は現在デフレで財政拡大しなければならないところを、こういった誤解が緊縮財政のロジックとして利用されているのです。困ったものです。

 

005ページ NISHIDA Jin様より(ツイッター@NISHIDA Jin