「経世済民」同好会  -HatenaBlog支部-

経済とはそもそも略語であり正しくは「経世済民」と言います。それは「世よを經をさめ、民たみを濟すくふ」つまり、民を救うことが含まれます。「経済」とは私たちが救われてこそなのです。 経済成長のために私たちが犠牲を払うことはないのです。そんなことを様々な角度から訴えていこうという有志による同好会です。記事は複数人がそれぞれ好きなように書くスタイルです。

経済同好会新聞 第88号 「消費税 致命的社会問題」

消費税 致命的社会問題

消費税 致命的社会問題

消費税 致命的社会問題

民意を汲み取らなくなった政治家達

 時として民意よりも大局を見ることが重要な局面がある。政治家は国民の声を良く聞き、それを政治に反映させることが仕事だとすれば、消費税は国民と国家を毀損していることから、大局を見て廃止すべきではないのか。この数十年来、大局も見ない、民意も汲み取らないとなると、彼ら政治家は何をしているのか。
 政党を維持することが目的化している政党のトップは、若手議員にそれを同調圧力で押し付けている声も漏れ伝わってくる。驚くべきことに、権力を維持するためだけに立候補を指名される議員すらいる。

 

考える力のない政治家

 政党維持要員の政治家の典型的な人物観は、本人が志があって政治家をやっているわけではないことから、素人然りで政治を知る一般人の方がよほど心得ている。見る人が見れば自民党の国会議員の半数以上が酷いという評価だ。大臣クラスでもお飾り、中枢にいる大臣もパフォーマンスばかりで現実を無視し平気で嘘をつく。記憶に新しいのは「これで(コロナ)持たない会社潰すから」と安藤裕議員に言い放ったことだ。
 消費税で苦しむ企業や国民を誤魔化しながら、いかに政権や政党を維持するかに腐心していることは、現実と政策や言動を比較すれば容易に理解出来る。
 民主主義の短所としては、民意が多数で決まってしまうところにあるが、大局を見定めない政治家の存在は国民を素早く不幸にしてしまう。そのため、国民は政治に無関心であってはならず、民主主義を行使する構成要因の一員として背負うことを教育で習う必要があるだろう。

愚民の上に苛酷な政府がある。良民の上には良い政府がある。

 現実を見れば、この福沢諭吉が遺した言葉通りだろう。前者は教育が行き届いていない、後者は教育が行き届いている状態だ。また福沢はこのような言葉を遺している。

一家は習慣の学校なり。父母は習慣の教師なり。

 子供の父兄が学校に怒鳴り込み、教師のせいだとする事例がいくつもあるが、相当に無理がある。親、家族や地域で子供を育てることが結果として教育になっていた。これが出来ていないことで教師のせいにすることは八つ当たりでしかない。政治家はこれに目敏く気付き、社会のあり方を見直すべきだったが、新自由主義の蔓延がそうさせなか
った側面もあるのだろう。

 政治家が政権維持や政党維持に走る様は、そのまま多数の国民の質が反映されたものだと言わざるを得ないのだ。「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」というビスマルクの格言の通り、脈々とつむがれてきた歴史から学ぶことをしていなければ、簡単に声の大きい者の思想に流されてしまう。日本語は時代の変遷を経て、その複雑さや繊細さが表れている歴史と文化の詰まった言語と言える。

 フランスの化粧品メーカーが日本人女性をわざわざを招いてファンデーションを試供してもらい感想を聞くのは、日本語の言葉に複数のニュアンスが込められており、これが優秀なキャチフレーズ広告になるからだ。フランス語では表現できないものを日本語ではいとも簡単に出来てしまう。これは日本の歴史を象徴するもので、絶やしてはいけない文化なのだ。

 歴史は消費税で国民と国家が毀損されていることが分かっている。政治家は愚者であってはならない。

 

 

進撃の庶民 高橋聡

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