「経世済民」同好会  -HatenaBlog支部-

経済とはそもそも略語であり正しくは「経世済民」と言います。それは「世よを經をさめ、民たみを濟すくふ」つまり、民を救うことが含まれます。「経済」とは私たちが救われてこそなのです。 経済成長のために私たちが犠牲を払うことはないのです。そんなことを様々な角度から訴えていこうという有志による同好会です。記事は複数人がそれぞれ好きなように書くスタイルです。

経済同好会新聞 第125号「政府 国民守らず国荒廃」

政府 国民守らず国荒廃

政府 国民守らず国荒廃

政府 国民守らず国荒廃

 

止まらない政治腐敗と国家毀損

 「私自身はTPP断固反対と言ったことは一回も、ただの一回もございませんから、まるで私が言ったかのごとくの発言は謹んで貰いたい
 2016年衆院TPP特別委員会で民進党柿沢未途議員の質問に対して、こう発言したのは安倍元総理だ。
 2013年2月には「私は選挙を通じて聖域なき関税撤廃を前提とするTPPには参加しないと国民の皆様にお約束をし、そして今回のオバマ大統領との会談により、TPPでは聖域なき関税撤廃が前提ではないことが明確になりました」と、記者会見で話している。
 2016年2月4日にスタートしたTPPは、先人が脈々と受け継いできた農業等、規制で守られてきた分野が外国の安いものとの競争に晒されることになった。手塩にかけて育てた米や野菜や家畜等は、官民の知恵で品質を維持しながら提供することに成功していた努力の賜物だが、安倍政権では最初の公言とは裏腹に、簡単に反故にしてしまった。守るどころか追い込むことをしているのだ。
 驚くべきことに、安倍元総理は辞任直前にイギリスとのEPAを締結しているが、これはTPPに相当する。また「聖域」を破壊されていくことになるだろう。
 最初の約束と違う、政治家がこんなことであれば誰を信じれば良いのだろうか。菅元官房長官は安倍政権を支えて来たが、嘘つきを支えてきた彼を支持できるという方が無理があるだろう。
  安倍政権のこれまでの国民の梯子を外す行為は、菅新総理によって継続されることになるが、それで良いのか。
 安倍路線の継承では、間違いなく日本の毀損は止まらないだろう。

 

内容なき政治家のアイドル化

 小泉政権時代以降の政権は、官僚答弁をする政治家が増え、詭弁を弄することで質問から逃げ回る方法を採用しているように見えるが言い過ぎだろうか。
 小選挙区制の導入で政治家の質が著しく低下したこともあろうが、国家毀損ぶりがあまりにも酷い。中選挙区制に戻すべきだ。
 テレビ出演やSNS等に「狙った演出」で露出する政治家は、国民が馬鹿だと高をくくっているのだ。甘いものを食べている写真を菅官房長官が新総裁になる前に、自民若手のツイッターで掲載していたが、内容がないからに他ならない。
 大阪の吉村知事や市長もこの類の政治家であり、よもや「雨合羽」や「イソジン」を忘れたわけではあるまい。こういった人間が都構想等と、片腹痛い。
 政治家の言説と現実との整合性をとらず、支持すれば痛い目に遭うのだ。