「経世済民」同好会  -HatenaBlog支部-

経済とはそもそも略語であり正しくは「経世済民」と言います。それは「世よを經をさめ、民たみを濟すくふ」つまり、民を救うことが含まれます。「経済」とは私たちが救われてこそなのです。 経済成長のために私たちが犠牲を払うことはないのです。そんなことを様々な角度から訴えていこうという有志による同好会です。記事は複数人がそれぞれ好きなように書くスタイルです。

経済同好会新聞 第165号「国債発行百兆円突破も微動だにせず」

国債発行百兆円突破も微動だにせず

国債発行百兆円突破も微動だにせず

国債発行百兆円突破も微動だにせず

マスコミ、経済無知か保身か?

 共同通信は「国債発行が100兆円突破へ」との見出しをつけ、「20年度、空前の財政悪化」と記事を出しているが、経済の本質を知る者は共同通信のそれは「空前の悪質なプロパガンダ」と断じる。過去、このような悪質な事実に基づかない記事を多くのメディアが垂れ流してきた。
 実際に100兆円の国債発行で日本は微動だにしていない。メディアは財務省や知識が更新されていない経済学者に右へ倣えのため、「現実を見ていない」のだ。なんと楽な商売なのか。この手の悪質な記事は毎度のことだが、その度に彼らは「財政赤字で問題が起きていない事実と現実」を無視し、一向に改めようとしない。もはや、お約束の域である。脊椎反射だ。「ひざかっくん」とも言う。

 

固定観念の危険性

 このコロナ禍において、世界の財政は赤字が膨れない方が異常だ。自国民を救済するのために政府がお金を平時以上に出さない国がどこにある。国民は特別定額給付金で10万円を支給され、経済は若干回復を見せたほどだ。
 メディアはなぜ経済のことになると追究しようとしないのだ。いつも出てくるのは、国の借金が膨張して将来世代のツケになるというものばかりだ。日本のシステムとは無関係の他国を引き合いに出し、財政破綻すると煽る。世界は同一のシステムではなく、日本は自国通貨建て・変動為替相場制を採用しており、英国や米国と同じだ。日本には他国を支援できて、なぜ自国民の支援をしないのか不思議に思ったことはないだろうか。事実、他国に資金援助をする力は実際にあるのだ。。この資金は国民の税金を使っているわけではなく、この度の特別定額給付金も税金を使ったわけではない。政府は税金を使わずとも支出することが可能なのだ。ずっとそうしてきていたが、国民へは「税金は財源」という誤った教え方をするという大きな矛盾を抱えている。なぜだろうか。

 

矛盾のわけ

 食わず嫌いという言葉があるが、この食わず嫌いをしているのはSNS等でフォロワー数の多い著名人にも見られる。食わずにその味や触感を知らずに、メディアと同じ論調で経済を語っている様はいただけない。
 当新聞で何度も伝えて来たことだが、政府は毎年、税金を徴収する前に支出をしており、集めた税金から支出しているわけではない
。政府は新規に国債を発行して支出しているのだ。共同通信はこの国債を百兆超えた等と煽り記事にしているが、国民にとっても、将来世代にとっても、何の痛手もない。むしろ、政府が支出をすると、国民側は潤うのだ。当たり前だ。国債発行とはお金を市場に流す行為であって、これが実体経済に循環するからだ。
 驚くべきことに、このお金を流す行為を邪魔しているのが、財務省の財政規律であったり、それに右へ倣えする政治家、マスコミやメディアだ。

 これは由々しき事態であり、経済苦で自殺者を増やし、企業やお店の倒産を招いている。マスコミの取材力を持ちながら、経済の本質を知らないこの不思議。

 

 

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