「経世済民」同好会  -HatenaBlog支部-

経済とはそもそも略語であり正しくは「経世済民」と言います。それは「世よを經をさめ、民たみを濟すくふ」つまり、民を救うことが含まれます。「経済」とは私たちが救われてこそなのです。 経済成長のために私たちが犠牲を払うことはないのです。そんなことを様々な角度から訴えていこうという有志による同好会です。記事は複数人がそれぞれ好きなように書くスタイルです。

経済同好会新聞 第204号「有事 なおも財源を議論」

有事 なおも財源を議論

有事 なおも財源を議論

有事 なおも財源を議論

財政規律 恐ろしい国、日本

 欺瞞もここまで来ると狂気でしかない。人が有事で死のうとしている時に、将来世代のツケ残しだと言って救済に全力をあげない。この行為は安全保障を無視した話で暴挙ではないのか。均衡財政をしている国家ドイツでさえ、財政拡大はやむなしとして動いている。
 日本は自国通貨建て国債を発行している国であり、そもそも均衡財政をしなくても良い国なのだ。このことはいくらなんでも、財政学者や経済学者は知っているだろう。しかし、彼らはこぞって財政拡大について沈黙、或いは消極的だ。中には財政規律を遵守せよという、傍若無人な者までいる。彼らはまごうことなき人命軽視の偽善者だ。優先すべき目の前の人を救わず、将来世代を大切にするとは到底思えないではないか。
 彼らは国民を守ることに興味はなく、ただひたすら保身であることを隠し、善意の人間という振る舞いをしているため相当タチが悪い。
 国の借金デマを垂れ流し、国民に将来不安を煽っておきながら、いざという時も助けない国に成り下がってしまった。こんな乱暴で粗雑なことで良いのか。これでは暴力を用いない、国民への静かなる制裁だ。

 

東日本大震災でもやらかしていた

 驚くべきことに、震災だという時にさえ財源はどうするんだと議論していたという。一年過ぎたこのコロナ禍である今もそうだ。人権どころの話ではなく、生命を左右する時に財源はどうする等と、価値観が歪み切っている。傲慢不遜、支離滅裂、本末転倒、何をかいわんや。
 これはもはや、財源がどうである以前の話であり、状況に対する判断力と決断力のなさではないのか。やることは一つしかない。あらゆる安全の確保である。

 

安全の破壊者

 緊縮財政はそれだけで人を死なせてしまうことを当新聞の前号、故橋本龍太郎元首相の言を見れば一目瞭然だ。つまり、安全保障をわざわざ破壊しているのがこの数十年の日本。
 自然災害大国である日本において、公務員は多くないと詰んでしまう。無駄の削減という理由で公務員を減らし、保健所も減らしてきた。緊縮財政である。 未だ、医療費抑制のため、病床数を減らす政策を撤回していない狂気。これには経済学者である土居丈朗氏が絡んでおり、彼の誤った経済観は緊縮財政を援用している。これはまごうことなき、安全保障の破壊者である。安全を無視した結果が今という現実なのだから。
 教育も国家安全保障の要であるが、この分野も緊縮財政の対象になったために、国公立大学独立行政法人化をする等、凋落が甚だしい。

 かつて保守の父と呼ばれたエドマンド・バークはこう言っていた。


 教育は国民の安価な防備である

 

 

  

進撃の庶民  ふるさとを守りたい、子供達の未来を守りたい 木村花さんの死を悲しみ怒れる日本人がなぜ緊縮財政による国民殺しを許すのか?