「経世済民」同好会  -HatenaBlog支部-

経済とはそもそも略語であり正しくは「経世済民」と言います。それは「世よを經をさめ、民たみを濟すくふ」つまり、民を救うことが含まれます。「経済」とは私たちが救われてこそなのです。 経済成長のために私たちが犠牲を払うことはないのです。そんなことを様々な角度から訴えていこうという有志による同好会です。記事は複数人がそれぞれ好きなように書くスタイルです。

経済同好会新聞 第289号 「無茶苦茶な人たち」

無茶苦茶な人たち

無茶苦茶な人たち

無茶苦茶な人たち

金、金、金!利権にカネ!

 「東京の感染者数が悪化しても、パラリンピックは安全に開催できます。なぜなら、私たちはパラリンピックのバブルのなかと、その外側の社会で起きたことの間には相関関係が無いと確信しているからです」
 IPCのパーソンズ会長はきのう、隔離中の都内のホテルからJNNの単独インタビューに応じ、大会期間中に日本国内の感染状況が悪化しても「大会を中止する考えは無く、安全に開催できる」と述べました。
(TBS)
 我が国の恐ろしさは、人の移動で感染拡大するウイルスが「エビデンスがない」と言い、GoToキャンペーンをごり押しし、オリンピックも強行開催してしまったこと。一方でイベントの類やお盆時の帰省は自粛要請。子供達を動員しパラリンピックは開催(予定)しても、修学旅行は中止とくる。政治家や組織委員の会食やバッハ会長の銀座散策はOKのようだ。更に、水際対策をするどころか、入国者上限を一日3500人に緩和。やりたい放題である。お前はどこのジャイアンなのかと。
 このような二重基準では、1年半以上も自粛で耐えてきた国民も怒り心頭だろう。特に目の敵にされた飲食店は憤懣やるかたない、ただただ損をしただけ、あるいは犬死にしてしまっただけである。これは飲食店のみならずだ。

 

保身と利権で人が死ぬ国家

 医療従事者の壮絶さもさることながら、介護従事者や保健所も板挟みにあうがごとく、困窮するところもある。そのツケは、救急隊員にも及ぶ。たらい回しにされる患者を辛抱強く救急車内で励ましながら経過観察と応急処置を行っているのだ。感染爆発が起きたため、政府は自宅療養という名の自宅放置をする暴挙にまで出ている。
 感染者を出しながらも、オリンピック選手を慮れ!開催すべきだ!と言い、やはり感染爆発が起きた。これを「オリンピック開催による感染ではない!エビデンスがない!」という。これと同じ現象はGoToキャンペーン時に起きていたが、全く同じ解答だ。基本である、人の移動で感染拡大が起きることを踏まえれば、いかに詭弁であるかが分かるだろう。  
 では、指定感染症を2類相当から5類へ引き下げる議論はどうだろうか。前提として感染症対策が出来る病院や開業医、更に補助金が青天井で出ている、かつ、病状が悪化した際にその対処が出来る人材がいれば可能だろう。だが、現実はそうではない。保健所や病床数を削減してきた日本政府の責任は重く、そうであればなおさら、検査と隔離で感染者を出さない政策を取るべきだったのだ。当新聞でも去年より指摘していたことであり、台湾やニュージーランドはずっとこの基本で抑え込んでいる。ロックダウンと補償を忠実に実行している。
 そもそも、これだけマスク文化のある我が国は、コロナ協力金として補償すれば自粛を要請してもかなり効果が望めるだろう。当然のことながら、企業には休業補償も行う。これらをして来なかったツケと、オリンピック開催でタガが外れたのではないのか。これはまごうことなき政府の人災である。
 政局と利権で動くような政治家が与党である限り、人災は起こるべくして起きたのである。人の命より己の保身と利権。人命軽視者は、問題を起こすのだ。利権ファースト党とでも名乗れ!