「経世済民」同好会  -HatenaBlog支部-

経済とはそもそも略語であり正しくは「経世済民」と言います。それは「世よを經をさめ、民たみを濟すくふ」つまり、民を救うことが含まれます。「経済」とは私たちが救われてこそなのです。 経済成長のために私たちが犠牲を払うことはないのです。そんなことを様々な角度から訴えていこうという有志による同好会です。記事は複数人がそれぞれ好きなように書くスタイルです。

経済同好会新聞 第420号 「利して利する勿れ」

利して利する勿れ

利して利する勿れ

利して利する勿れ

ことわざは多くを教えてくれる

 我が国における状況を見るに、ことわざは明快に指摘と改善を促す。まずは政治家。
 政治家は人民の利益だけを考え、自分の利益を計ってはいけない。これが「利して利する勿れ」と言い、政治家への戒めとなる。そして、

 

 論語読みの論語知らず

 

 これは教科書や書籍に書いてある内容や理論を理解するだけで、それらを生かすことも実践することも出来ないことを意味する。エリートやメディアに出演する知識人なる者に贈りたい言葉だ。机上と現場とでは相当にかい離があり、彼らは頭の理解だけで現場を知ろうとしない。これでは社会が成り立たなくなる。そして、

 

 悪い友と旋風には出逢うな

 

 これは悪い友達と付き合えば悪い道に引きずられることになるため、旋風と同様に避けた方が良いという意味だ。政商と付き合ったばかりに、悪い方向に引きずられて抜け出せなくなってしまった者もいるだろう。悪を成したことで、それをもって人質にされ、抜けたくても自らの意志で留まってしまう。であるため、

 

 淀む水には芥溜まる

 

 新しく人材を入れ替えないと、活気がなくなり人心の腐敗を招きやすいことの意。政治腐敗は辞職すべき高齢議員がいつまで経っても辞職せず、問題が起きても一向に辞職しない議員がいれば、腐敗が起きるのは理の当然である。問題を問題として捉えられず、おおごとになれば問題を問題はないとしてなかったことにする自民公明政治は非常に危険極まりない。

 

理屈上手の行い下手

 国民に寄り添う等と口先では上手いことを言いながら、実行が伴わない。外国への支援は疾(はや)きこと風の如くであるが、国内への支援には「中抜き」の算段をしてから動く。そうなると国民への支援は必然的に次のようになる。

 

・遅い(動き)
・安い(金額)
・杜撰(品質)

 

 このようなことばかり起きる。大阪は典型的だが、メディアを使って口先ばかりでやっている感を出すような演出をし、実行が伴っていない。関西テレビのトップは吉村・松井に忖度した事実は消えず、阿呆のようにヨイショした一部吉本芸人の醜悪さも一生残るだろう。我々は腐敗の真っただ中におり、それを目の当たりにしているのだ。記憶し忘却してはならない。

 

 一果腐りて万果損ず

 

 果物が一つ腐れば周りの果物も腐るの意。少しの悪が入り込めば周りに悪の影響を与える。我が国は既に腐敗が進行中なのだ。

 

 予防は治療に勝る

 

 病気になってから治療するより、病気にならないようにすることが肝要である。政治を知ることは悪政が敷かれてからでは我が国のように問題が頻発するが、そうなる前に政治に関心を持ち、政治家が悪政を敷かないように監視と批判することが肝要である。過ちがあれば必ず責任を取らせることで筋を通す。これは極めて重要だ。でなけば腐敗するのみである。