「経世済民」同好会  -HatenaBlog支部-

経済とはそもそも略語であり正しくは「経世済民」と言います。それは「世よを經をさめ、民たみを濟すくふ」つまり、民を救うことが含まれます。「経済」とは私たちが救われてこそなのです。 経済成長のために私たちが犠牲を払うことはないのです。そんなことを様々な角度から訴えていこうという有志による同好会です。記事は複数人がそれぞれ好きなように書くスタイルです。

経済同好会新聞 第444号 「税収不安定は経済の安定」

税収不安定は経済の安定

税収不安定は経済の安定

税収不安定は経済の安定

政治家にも有識者にも任せられない

 累進課税のような応能税は、景気が過熱すれば税収が増え、不景気になれば税収は減る。税収が不安定で良いのは、国民生活を守るためだ。これが経済の自動調整として機能することになる。一方で安定財源のために消費税を徴収する行為は、応能負担の原則に反するため経済の自動調整機能が弱くなり、詰んでしまう人達が出てくる。
 応能負担にすべきなのは、国民生活を安定化するため、すなわち、経済の安定化に寄与するからだ。硬直的な融通の利かない消費税はフラット税とも呼ばれ、負担が少なくなる富裕層とは相性が良い。他方で低所得者には大きくのしかかってくるため、フラット税はない方が良いのである。
 税負担を低所得層から中間層に押し付け、高所得層の負担が小さくなるとどうなるか。「近代の階級格差」が誕生するだけだ。昔の支配層が税を領民から搾取したそれである。これに反逆した人々から国家主権の声が上がったのも歴史的な事実だ。またこの時代に戻りたいのか、税負担を重くする日本政府は明らかに異常である。ちなみに、フラット税を過去に推していたのは竹中平蔵高市早苗議員だ。
 近代税制は労働運動を抑えるため、種々の所得再分配政策が行われてきた。今では労働者の代表が労働運動をするどころか権力にすり寄り、労働者を痛めつける消費税増税に名を連ねている。これに同調する政治家や有識者なる不誠実な頭のいかれた輩は、歴史から何も学んでいないと自白するようなもの。今の日本は腐敗の最中にあり、立派な肩書を持つ者でも権力にすり寄る時代だ。この者達に安全保障の視点が欠落しているため、国民を守ろうという気概がない。さっさと社会から退場した方が世のため人のためであろう。

 

負担が増える

 我々は住民税を支払っているが、住民税は均等割りとなっておりフラット税になる。消費税は先ほど述べた通り。税という名前はつかなくとも、社会保険料や国民保険料は非常に負担になっている。消費税率10%になり、コロナが来ても未だに増税の議論が出ているため、頭のおかしい搾取も厭わない発想する者達で税制が決められている。負担はどんどん重くなる一方だ。国民は激怒して意志を示さなければ、お友達には支出するが、我々国民に負担を押し付けることはやめないだろう。むしろ、増税することが目的になっており、適当な名目で税を徴収することを平気でやってくるのはこれまで通りだろう。いい加減にみんな怒らなければ、自分が認知しないところで人が死んでいくことになる。戦争せずとも政治の過ちで人は死ぬ。
 ケインズ所得再分配型の税制により平等が達成され、経済も成長するとしている。経済の自動調整機能が働く税制は、労働者がなんとしてでも守るべきものなのだ。竹中平蔵のような有識者面した者が近代税制を破壊し、富裕層が喜ぶ世界にしたがっている。フラット税はその典型なのだから、誰が何をしたがっているかよくよく観察しなければならない。
 やい!金の亡者たち、それを遠まわしに擁護する者たち、耳の穴ァかっぽじって、よく聞きゃァがれ。

 

 大金持ちになるよりも、社会万民の利益をはかるために生きる方が有意義である

 渋沢栄一