「経世済民」同好会  -HatenaBlog支部-

経済とはそもそも略語であり正しくは「経世済民」と言います。それは「世よを經をさめ、民たみを濟すくふ」つまり、民を救うことが含まれます。「経済」とは私たちが救われてこそなのです。 経済成長のために私たちが犠牲を払うことはないのです。そんなことを様々な角度から訴えていこうという有志による同好会です。記事は複数人がそれぞれ好きなように書くスタイルです。

経済同好会新聞 第8号 「衰退途上国日本 空虚な器」

経済同好会新聞 第8号

経済同好会新聞 第8号

 自国の権益を差し出す政権与党

 日米FTAを通し、日本の権益を米国の都合の良いようにされようとしている。昨今ではカジノを含む統合型リゾートIR事業をめぐる汚職事件では中国の影がちらつく。種子法撤廃や遺伝子組み換え食品表示の撤廃、外国では危険だと見做されている農薬の解禁等、日本人の安全や権益を毀損するものばかりが目立つ。構造改革と銘打ち、その実態は日本国家の毀損ではないのかと専門家は警鐘を鳴らす。

 

問題減らず山積する一方に

 本来、日本が執るべきことは日米安保地位協定憲法九条問題を改善しながら解消していくことに尽きるのではないか。その上で外交が生きてくるというものであり現状は足枷をつけられたままだ。また、デフレ時に消費税を増税する等、問題は悪化山積する一方だ。

 

外交、国内共に致命的

 外交の安倍、実際は北方領土問題を悪化させ、同盟国である米国には縋りつかんとばかり自国の権益を差し出しながらも、経団連の意向を受け中国国家主席国賓招待、赤化阻止の要である韓国との関係悪化と、評価する余地は皆無だ。国内にしろ、消費増税10%で経済大打撃、自然災害大国でありながら防災インフラに力を入れず、各分野で予算不足。デフレで悲鳴を上げて久しいが財務省の意向を受け緊縮財政を止めない。出生数戦後最低と絶句するに余りある。これでは先進国とは名ばかり、先進国から後進国へ転落途上にある国家の姿そのものではないだろうか。先人が築き上げてきた財産を切り売りし、何とか見かけだけは保たれていることは現実が非情にも証明している。

 

小賢しいエリート思想

 弱者切り捨てを厭わないエリート。肩書きや権威は立派であるが、切り捨てる発想は思考停止以外の何者でもない。なぜか。「なぜ弱者が出るのだろうか」と考えず、ただ自らの知識の赴くまま周囲を従わせることにだけに腐心する様は現実逃避ではないのか。一般人がそれに倣い、論破しただの「あの人が言ってたから」、「あいつは共産主義者だ」等とレッテルを貼る。
 中身を確認しない不誠実さ粗雑さには目も当てられないとは反緊縮界隈。
 これらエリートとしての振る舞いは実体験を伴わない、当事者意識を欠いた振る舞いであり、我が国の総理大臣もご多分に漏れず「空虚な器」として映し出されている。